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一緒に桜を見たら約束しよう。

今週末、桜が満開になるらしい。
今年は桜を一度も見ていない。23年生きてきて桜を見ない年も、見かけなかった年もなかった。
生きていれば、春が来れば、桜はいつもそこにいた。

不思議なことに私の家と職場の間に桜が咲くような場所はないみたいだった。
桜があることが当たり前だと思って生きてきたけどそうじゃなかったんだって。
朝のニュースで開花予想を聞いていて、どうしようもなく桜を見たくなった。

今週末逃したら本当に今年は見れなくなってしまうんだろうな。実家にでも帰っていつも愛犬と散歩に行ってた公園で桜を見ようかな。





会社の最寄り駅に着くと、ひらひらのブラウスにスーツを纏った学生さんを見かけた。きっと入学式なんだろうなと思って、ほっこりした。隣にはお母さんがいて、電車の時刻を確認しあっていた。
なんだか最近実家にすごく帰りたくなる。3連休ではないけど明日は帰ろうかななんて考えている。大好きな愛犬たちにももう1ヶ月会ってない。恋しい。


ただ、謎に顔の肌荒れがひどくて皮膚科を受診しようか迷っている。目の次は顔…かぶれてるのにマスクでさらに悪化してそうで仕事中も気になって仕方ない。痛がゆい、辛い。

とりあえず実家に帰ろう。皮膚科は別に実家の方のでもいいや。
まったく、なんでこんなことになってるんだろう。
自分が知らないうちにストレスに蝕まれてるのかな。




金曜日だ。今、家にじゃなくて実家に帰っている。相変わらず肌の調子は死んでいるけど明日早起きをして、実家近くの皮膚科へ行くことにした。

朝は会社と同じくらいの時間に起きてコメダ珈琲でモーニングをして、皮膚科までの時間つぶしをする。ちょっと楽しみ。

話が変わるけれど、


社会人1年目のみなさん、5日間お疲れ様でした。

1日が月曜日だったからきっとしんどかったんだろうなぁって。去年の1週間を思い出すと私もとにかくへとへとだったなって。だって毎日片道1時間半かけて会社へ行って、研修受けて、懇親会して、1時間半かけて帰って、実家を出るまでの時間をカウンドダウンする毎日で、母とLINEでやりとりしながら電車の中で泣いたっけなぁ。寂しい、行かないでって想いが伝わってくるから平気だと思っていても後ろ髪を引かれる思いというか。一人暮らしすることに抵抗は全くなかったけど、親の想いを考えるとやっぱり泣いちゃうよね。

リクルートスーツに似合わない大量の荷物を詰め込んだスーツケースを片手に電車に乗ってる社会人1年目と思われる子達をみて、あ〜これからきっとそれぞれの配属先に行くんだなぁってしみじみしてしまった。
頑張れ、1年目諸君。無理しないでちゃんとご飯食べてちゃんと寝てね。


1年前、本当に仕事ができるようになっているのか不安だったけど、1年後なりたい姿に今私はなれていると思う。だからちょっと自分に安心してる。
忙しさは本当に半端じゃないし、ろくなご飯も食べてないし、弁当も作らなくなったけど、毎日メイクはするし服装も整えるし、寝坊もしなかった。
当たり前のことを当たり前にできたから上出来だよね?
お疲れ様、1年目の私。


死んだ顔して毎日会社に行くサラリーマンになりたくないって思ったこともあったし、今の自分はまさにそんな感じだけど、よくよく考えたらね、それってすごく失礼じゃない?って思ったんだよね。
だって死んだ顔したサラリーマンだって、会社員だって、みんな必死に働いてるんだもん。頑張ってるんだもん。誰かのためかもしれないし、自分のためかもしれないし、生きるために色んなことを犠牲にして生きてるんだもん。時には死んだ顔になる時だってあるじゃない。それでも会社へ行くんだよ。それってすごく、かっこよくない??
私はそんなサラリーマンを、会社員を尊敬する。
社会人になってこそ本当にそう思う。

最近、大切な人から自分の人生なんだからもっと自分のために生きろよって言われた。自分のために生きるってなんだろうなって思ったけど、今の自分があるのは本当に周りにいてくれる人たちのおかげだから、私はその人たちに恩返ししていきたいし、その人たちのために生きるのが理由みたいなところがある。生きている限り尽くしたい的な。喜んでもらいたいし、一緒に時間を過ごしたい。だから誰かのために生きることが自分のためみたいなところも少しある。かっこつけてるみたいで、なんかこの言い方は嫌だけど。

大切な人のためなら自分のこと犠牲にできる。
それくらい私は人に恵まていて本当に幸せな人生だと思う。

だからみんなが心穏やかに過ごせてたらいいなって本当に思うし、願ってる。


ひとり、連絡が取れない元バイト先の後輩くんがいる。元気にしてるかな。生きてると信じてる。
危うい考えを持った子だったけど、信じてる。
私の言葉で救われたんだって言ってくれて、僕にはそれができないけど僕は技術的なところで人を助けるんだって、医師免許を取るために医学部に進学した後輩くん。医師になるとは言わずに医師免許を取るために進学するちょっと変わった考えを持ってて、私はそんな後輩くんがとても面白いと思ったし、応援してる。

年末にご飯に行く予定だったけど、私が断ってしまってそれっきりになってしまった。

ねえ後輩くん。
君のことだからきっとスマホを捨ててどこかで生きてるんだろうなって、そんな気がしてるよ。
次はいつ会えるかな。いつか連絡してよね。
いつかまた寒空の下タバコを吸いながら語ろう。
最近見た映画、読んだ本、大好きなアニメの話をして朝まで語り明かそうね。
君が必ずどこかで生きていると信じてます。





大切な人たちと一緒に桜が見たい。
今の自分にとってこれ以上の幸せはないかもしれない。

父と母、姉夫婦、愛犬たち
元バイト先の友人、後輩くん、ちょっと変わった関係の元恋人

私の近くにいる人たちはどこかみんな儚くて、桜みたいな人たちが多くて。いつも散ってしまわないか不安になる。その人たちとみる桜は晴天のお昼に見るような桜じゃなくて、なぜか夜桜を思い浮かべる。
みんなどこか何かを抱えてるような気がして、それを取っ払ってあげたいのにできない自分がもどかしくて、遠くへ行ってしまうようなそんな気がしていて。

だから一緒に桜を見て安心したいのかも。
また来年もよろしくねって約束したいんだ。

だからお願いね、春がきたら桜を見に行こうね。




出会いと別れの季節。
環境の変化でお疲れ気味の方もたくさんいると思いますが、どうかゆっくり過ごせる日が1日でも長くありますように。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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