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今年読んだお気に入りの本3選

昨日はなんだか朝からnoteの通知が頻繁に来ていて、たくさんのスキを頂きました。スキしてくれた方、ありがとうございます!

最近何を書こうかずっと考えていたのですが、なかなか書きたいことがまとまらず下書きが溜まる一方でした。日常の中でもバイトの人間関係や最近通い始めた教習所のことなど変化は色々あったのですが、何を書きたいかわからず結局そのことを書くのはやめました。

ということで、今日は今年読んだ本でお気に入りの本を3冊紹介したいと思います。(急に(笑))

普段読書しないって方も気になってもらえたらいいなと思うのでぜひ最後まで読んでいただきたいです。


『風が強く吹いている』三浦しをん

まず簡単にあらすじを。

箱根駅伝を走りたい―――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何?走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ!「速く」ではなく「強く」―――純度100パーセントの疾走青春小説。

裏表紙より引用

この小説と出会ったのは半年前です。当時、就活で行き詰まり何かパワーのもらえる小説を探していました。本を探すときに本屋で偶然目にした本を買うことも多いですが、基本的には読書家さんたちのSNS等で紹介されていた本の中で気になったものを買うことが多いので、この時もひたすらそういった類の小説を探していました。

そこで現在、SNSを中心に活躍されているとある読書系インフルエンサー(?)の方にインスタグラムでDMしたところ返答を頂き、紹介して頂いたのがこの本でした。(まさかお返事を頂くとは思わなかったのでびっくりしました…)

この小説の魅力をキーワードで表すと「夢・仲間・絆」でしょうか。どれもありきたりなキーワードすぎて浅いと思われるかもしれませんが…。

夢。誰もが一度は抱き、挫折したこともあるもの。叶えるのは難しい、でも簡単には諦めきれない。それが夢。夢を叶えるためにどこまで本気になれるか、そのために人を本気にさせることができるか。夢や目標を叶えるための姿勢をこの小説から学んだような気がします。

そして仲間。先にも述べたように本気で夢を追いかけていると本気の人に出会うことができると思います。一方で、人を本気にさせないといけないこともあると思います。そのためにはまず自分が本気で夢を追いかけないといけない。自分が本気であり続けることで仲間はついてくる。そしてその仲間が夢を叶えるサポートをしてくれる、のではなく、一緒に夢を叶えてくれる。そんな風に感じました。

絆、これは人との絆だけではありません。自分自身、そして夢との絆。夢を追いかける自分をどこまで信用できるか。受け入れられるか。夢を追うことはきっと酷なことです。でもその夢を掲げたのは自分で叶えたいのも自分。全部自分から始まっている。夢を追う過程で自分との絆を深めていく(=自分をどこまでも信じる)ことが大切だと思いました。

じゃあ、夢との絆って何やねんって話なんですが一言でいうと、「夢を夢のままで終わらせない」ことです。夢は叶わないからってどこかで思っているならば、叶うはずなんてないと思うんです。夢に対して本気になれていない。本気で叶えようとし続けることで夢との絆が深まって、夢との距離も縮まる。人と同じだと思います。

今まさに、夢を追いかけている。追いかけていた夢があった…まだ本当は諦めたくない。そう思っている方の背中を押してくれるような作品です。気になった方はぜひ読んでみてください。

『会社員、夢を追う』はらだみずき

おい、また夢かよ。と思ったそこのあなた。まずはあらすじを読んでみてください。

出版社に入れず銀座の紙の代理店に入社した神井航樹は、無理解な上司に睨まれ、先輩や取引先の「鬼」部長に揉まれつつ、本は紙でできていることを胸に品薄な用紙の確保に奔走する。社会の荒波に飛び込み、一歩一歩夢へと近づいていく若者の仕事と恋を描く、すべての働く人々に贈る感動の人間ドラマ。『銀座の紙ひこうき』改題。

裏表紙より引用

あらすじにもある通り、この小説はすべての働く人々にぜひ読んでいただきたい1冊です。

作者の方自身が、実際に出版業界を目指すも叶わず、紙の専門商社に入社したことから紙の知識が非常に細かく描写されており、現場の臨場感も伝わってきます。

この小説はまさに働く大人たちのリアルが描かれていると思います。

顧客のためにやったことが会社の不利益になり、上層部から圧力をかけられること。ただ毎日、新聞を眺めているだけの上司。会社の人間関係。転職した友人などなど…。働いている方ならこの小説を読んでいる途中で思わずうなずいてしまう場面が必ずあると思います。

主人公の神井は「本当にこのままでいいのか」という疑問を持ち、忘れていた夢に向かって歩き出しますが、その一方である者は会社に残り役員まで上り詰め、ある者は社を去って家業を継いで社長になり、ある者は社を去って独立したり…。自分の声に耳を傾けることで、それぞれが自分の人生に向かって歩いているということを実感しました。自分はどうしたいか、どう生きるのが幸せか。それを周りや社会に流されず、問い続けることがと自分の人生を歩んでいく上で大切だと思いました。
自分が幸せに生きるために何を選択するかがこの小説では問われているような気がします。そしてその正解は自分の中にしかないし、また人の選択や行動を正解や不正解といった判断はできないし、すべきではないと思いました。

働く前にこの本を読めてよかったなと思います。働いて行き詰まったときにまたこの小説を読もうと思います。

『あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣』原貫太

私たちは世界を正しく見れているでしょうか。
遠い国で起きている問題をどこか他人事のように思っていませんか。
私たちの便利な生活は誰かの犠牲の上に成り立っている。ということを痛感させられる内容です。

実はまだ読んでいる途中なのですが、非常に読みやすく興味深い1冊だと感じています。
日本でもベストセラーとなっている『FACTFULNESS』の共訳者である上杉周作氏も推薦しています。私自身も『FACTFULNESS』を読み、世の中の見方が180度変わりました。(こちらも気になる方はぜひ読んでみてほしいです)

そしてこの原さんの本で、改めて自分の無知さに打ちのめされました。知らなきゃよかったと思うこともあるかもしれません。でも知らなければ、その人たちの苦しみは永遠に終わらないかもしれない。そう考えるとやはり知って良かった、知らなければならないことだと思います。

少しでも世界のことに関心があるのであれば一人でも多くの人に読んでほしいです。できれば日本人全員に読んでほしいくらい…。
本当に読みやすくてわかりやすいので、小説以外のジャンルに挑戦したいとか世の中のことに関心があるとか、どんな理由でもいいのでとにかく読んでみてほしいです。

きっとあなたの中で何かが変わると思います。

さいごに

本の内容や魅力を伝えるというより私の感想文みたいになってしまいました…ごめんなさい。自分以外のことを書くのって難しいなと思いました(笑)

1冊でも気になった本があればぜひ手に取ってみてほしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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