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実えんどう 収量増やすには?

前回、実えんどうの目標収量について、書き、目標収量としては、167kg/50m、1667kg/反、というのが、分かりました。

今回は、「さらに収量を増やすには?」、について分析してみます。

1.167kg/50mとなる理屈

どういうパラメーターで、167kgとなるのだろうと考えました。
結論としては、
2)50mの茎数☓4)段数☓6)段毎のさやの数☓7)さやの重さ=167kg/50m
となります。
(以下の表参照)

補足)
5)段ごとのさや数:えんどうは、調子いいと、1段につき2つ花・実をつけ、収量2倍になります。うちの地域では、この状態になると、「ダブル」と呼びます。実際としては、初期は、ダブルになりにくく、また、うまく結実しなかったりで、1.5花/段ぐらいです。

2.収量を増やすには

収量を増やす方法について考えてみます。

2)茎数を増やす:

えんどうは、脇芽が多いです。脇芽を除去しつつ、脇芽を活用して、22茎/mぐらいになるように、芽かきをします。
葉が重ならないよう、ぴっちり育てると、結果的に、22茎/mとも言えます。
結果、これ以上茎数を増やすのは、難しいかなと。
増やした場合の弊害:光が当たらず、ダブルとならない。さやが隠れ、収穫適期を逃す。→収量が落ちる

4)収穫終了段数:

2.4mの支柱で、40cm刺して、2mの高さにして、22段。
商業生産としては、これ以上育てても、相場が下がるので、あまり魅力なし。家庭菜園では3.6mのきゅうりネットを使うなどすれば、収量アップはできそう。

https://www.monotaro.com/g/00964604/

5)段毎のさや数:

max2.0花の中、1.5花は、結構いい数字なので、これ以上増やすのは難しいかな。

7)歩留を上げる:

上の表は、自分の圃場でも理想的な場所の事例です。
風があたり、水分が多く、成長の悪い場所。実が虫で食われたりで、収穫できない。出荷単位が6kgごとなので、端数はカウントされない、などがあります。
虫に関しては、対策できますが、労力や農薬に対するスタンスとのバランスになります。

3.一旦の結論

多くの農業に当てはまりますが、、、
一定のレベルを超えれば、少面積の収穫量を上げるより、そのレベルで、面積を増やすべし。ですね。
来年は、うちも、3a→10aに拡張予定。

計算の一助に、excel貼り付けときます。

https://kaeru1616.stores.jp/

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