2020年1月17日(金)

午後は会議のための会議の筆頭であるところの、ベンダーとの定例会などが入っていたため、明日からの(個人的に突入する)三連休の気分を思う存分前借りして浸ることができた。どうせ最終日の午後は否が応でも出社の影がちらついて沈んでいるのだから、それでもバチはあたるまい。

村上春樹の【神の子どもたちはみな踊る】を読み進めた、ここに収められた短編はすべて阪神淡路大震災にまつわる、まつわるというほどまつわってはないかもしれないけれども、通奏低音という便利な言い方で説明可能な程度にはまつわっている小説で、私はそのことを、少なくとも意識的には知らなかった。そして今日が阪神淡路大震災の日、しかも二十五年というある種の節目、こんな節目は特にどうでもいいことなのだろうけれどもそれでも節目にあたるのだった、そのことも私は、少なくとも意識的には知らなかった(柴崎友香のTweetで夜知った)。この偶然の一致から学ぶこと、感じ取るべきことは何か? というと全く何もないとは思う、ただ偶然一致したという記憶が、そしてここにそれを書いたことによって(見返されない公算が高いけれども)記録が、残る。

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