2019年8月29日(木)
スマートフォン版のPenOnlineサイトの、画面を読み込む際の、恐らくは他のサイトよりもデザインに凝っているがために生じる、通信制限が掛かってしまったのかと疑念を一瞬抱かせる程度には長い時間において、全体の表示に先立って取り急ぎ句読点や鉤括弧のみが表示されるのだけれども、あれはどういうことなのだろうか、内部的にどういう判別がされているのか。しかしPenOlineをスマートフォンで見るようになってからもう一ヶ月は経っているというのに、そしてこの記号先行・文字&写真遅延の現象を確かに何度も見ていて薄々気づいていたのに、今日の朝の通勤電車でいきなり明確な輪郭を伴う違和感と化して言語化しておく気になったのは何故だろうか?
仕事はどんちゃん騒ぎが多発していた。しかもいずれも私たちのフロアの人間起因ではないけれど、割りを食うのはすべて私たち、というものだった。
岡田利規の【楽観的な方のケース】が、新潮2008年6月号の他に、日本文芸家協会なる団体が毎年編纂しているシリーズの【文学2009】に収録されているという情報に辿り着くのに、私は一年以上掛かった。でも、どうしてこのタイミングで辿り着くことができたのか、自分でもわからない。「岡田利規 楽観的な方のケース」で検索した結果が、今更この情報が加わるとは思えないから、その表示される順序が変更になったのだろうか。何はともあれ面白い。人間に常時発生している、誰も言語化しないような心の微妙な動きを明確に捉えて言語化している、というよりはむしろ、岡田利規によって言語化されることによって、人間の心理の日々の微差を私たちは自覚することになる、と言っても過言ではないのではないか。
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