2019年5月20日(月)

精神が未熟というか安寧を追求する保守的な思考・志向の持ち主であるからイレギュラーな事態の発生が苦手であるのであって、今日はそういう事態が重なってしまったのでわずかだが確実に精神が磨耗した感覚があった。中央線開業130周年記念の、車体の側面を完膚なきまでにオレンジ色に塗り潰した電車が中野駅を通過した、ということはそれは国分寺駅を出ると新宿駅まで止まらないという恐怖の通勤特急だった、というのは私には関係のない出来事だから珍しいものではあるがイレギュラーには入らない、仕事は尋常に終わったがその帰りのバス、扉の調子が悪いという理由で途中の停留所で全員強制下車させられて後続のバスに乗り換えさせられた。というのが一つ、帰りにスーパーでバナナを購入したところ傷んでいたのであって「傷んでますけどどうしますか」みたいなことをレジで問われて私は「いいです」という曖昧阿呆な回答をしてしまったのであって、また対峙していたのは東南アジア系の新人だったので臨機応変さにはまだ欠けていて、わちゃわちゃしている間に通りかかったベテランその筋二十年、という風貌の店員がささっと来て半額にしてくれた。そう考えるとイレギュラーも悪くないのかもしれない。

#日記 #エッセイ #コラム #小説 #創作

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