2019年4月17日(水)

ずいぶん道幅が広い歩道に沿って設えられている植物とかが生えている土の部分の雑草を片手で黙々と毟り取っている二人の女性がいた、会話はなくて一緒にやっているというよりはめいめい勝手に取り組んでいるような感じだった、両手を使わないのは二人とも毛玉みたいな小型犬の散歩中でありリードを掴んでいたからだった、犬同士にも連帯も敵対もなく「どうしたらいいっすかね、はは、俺ってやつは」みたいな心細い目をしていた、友人に半ば無理矢理連れて行かれた知らない人が横溢しているパーティ会場でやはり浮いた存在になって生ハムなどを延々と食らう機械になってしまった人間のような感じだった。中野駅へ向かうルートは何個かあるが今日はセントラルパークを横切る方式が採用された、学徒動員か、みたいな学生の集団にすれ違った。この光景を見て驚くということは4月に入ってこのルートが選択されたのは初めてということだった、連休が明けると動員は終わる。

夜は組合の慰労会でやたら美味い焼肉を食ったのち金の蔵で庶民的口直しを行った、無料という概念は何て素晴らしいのだろうと思った。

#日記 #エッセイ #コラム #小説 #創作

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