2020年4月22日(水)

食糧を買いに行くついでに書店によって小沼丹の短編集を買う。会計が1,650円で、札一枚を出したのち650円を小銭で払う。一枚一枚出して650円に達したその瞬間、そうでもしなければ誰かにとられてしまうとでもいうような迅速さで店員はトレイを持っていった。かるたをやっていた人かもしれない。小沼丹を読み進めていると吉田健一が出てきてなぜだかうれしくなる。作中で発されるほんの二、三の物言いからでさえ、吉田文体がかんじられるのはどういうことか。

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