2020年1月18日(土)

家から一歩も出ないぞという決意は、ものの見事に達成された。洗濯用洗剤が切れているという誘惑にも負けることなく、明日以降のスケジュール的に本当は今日やっておきたかった洗濯を明日に回すことで切り抜けた。寒くて、雪まじりの雨(という言い方及び状態があるか?)という天候だったことも功を奏した。ピンチョンの【競売ナンバー49の叫び】を読んでいると読み終えた。読み終えることができた。わからないけれども楽しいという小説の楽しみ方、音楽を聴くように小説を読めという教えを、十全に実施できた気もする。そういうムードを継続させるべく次は小島信夫を読みたいと思って、ついでに、というか本筋として切らしていく洗濯用洗剤を買いに外出する。思いつく限りの(入店しやすい店構えの)古本屋とブックオフに立ち寄るべく、奇妙なほど遠回りをする。結局小島信夫は売っていなかった。種田山頭火の【随筆集】を買うことになるなんて、家を出たときは全く思っていなかったし、それまでの人生で一度も思ったことはなかった。とここまで1月20日の私は書いて、それは明日のできごとだったことに気づいた。今日は【死なない子供、荒川修作】をみたのち、ずっとポケモンをやっていた。

#日記  #エッセイ #コラム #小説 #創作

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