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ライフセービング⑧「アウト」

こんにちは!現体育の先生、元ライフセーバーの中山楓です。

前回はスキーの波打ち際でのテクニックである「イン」について書きました(^_-)-☆

さて、今回は沖から陸への帰り道、「アウト」について書いていきます♪

順位が決まる波乗り

陸から沖に出るまでの「イン」も大事ですが、帰り道の「アウト」もめちゃくちゃ重要!!なぜなら、ここによって順位が一気に変わるからです(=゚ω゚)ノ 流れとしては…

①方向調整

スキーは基本、波に対して常に垂直になるように意識しておきます。少しでも斜めになっていると、波の力で沈してしまうからです。特に、帰りに関しては、順位にも影響が出るため、繊細に方向を調整しながらもスパートをかけていきます。

②前方確認と場所取り

前に他の選手がいないか確認し、このままの位置で漕ぎ続けて大丈夫か考えます。もし、前に他の選手がいた場合、波乗りしたあと、突っ込むかもしれないからです(*_*;

③後方確認

後ろから乗れる波が来そうか、常に後ろを確認しておきます!「イン」と一緒で、どの波に乗れそうか、漕ぎながらも波を選んでおきます。

④体重移動

波乗りすると決めた波、もしくはタイミングが合った波に乗ると、後ろの機体が浮いてきます。浮く感覚が出たら、波に滑っていきやすくするため、前に体重をかけながら、めちゃくちゃパドリングします!!

⑤バランス調整

ここ、めっちゃ大事!!波に乗ると、後ろが押されて、機体が一気に傾き、前に落ちそうになります。なので、落ちそうと感じた瞬間、一気に体重を後ろにかけて、波を滑っていくようバランス調整をします。

⑥全力で舵取り

波に乗ってからは、全力で機体を垂直にし続けます。ですが、一瞬の動作のため、少しでも斜めになったら、もう舵はききませんヾ(≧▽≦)ノ
斜めになったときは、「あーーーー、終わったーーー」ってなってました。笑

⑦とにかくゴールラインに突っ込む

波に乗っても、乗れなくても、最後はなんとかしてゴールラインまで突っ込ませます!!ゴールの判定としては、人とスキーが一緒にラインを過ぎること。なので、途中で沈したとしても、なんとかスキーにまたがったり、スキーにしがみついて波に巻かれながらもゴール目指します(^o^)/

この⑦のところ。ゴール目の前にあるのに、全然ゴールできないって状況は何度もありました(/ω\) メンタルトレーニングやったなぁ。笑

ちなみに、この記事のトップ画像は、私が学生時代の爆波レースでの写真です\(//∇//)\
アウトのときにポーンとクラフトが吹っ飛んでいくことはあるあるでした。笑

再度動画の方も載せておきます♪

では、次回はこのスキーをマスターした上での、オーシャンウーマンについて書いていこうと思います♪では!

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