いじめアンケートが我が家の未来を変えた

先日、子どもたちの通う予定の放課後デイを見学してきました。
我が家には、自閉スペクトラム症の診断がある子が2人、ADHDの診断がある子が1人います。
なかなか相談に繋がらず、ここまで親子共々、苦しい思いをしてきました。

大きなきっかけとなったのは、私のうつ病でした。
職場で上司からのパワハラを受け、うつ病となった頃、息子2号は学校で対人トラブルが多発。
毎日のように電話がかかってきており、いじめアンケートには加害者として名前が挙がっていると報告を受けました。
私は心身状態では対応しきれない状況で、「この状況なら選択肢は学校に行かせない方法しか取れません」といじめアンケートに書いたところ、先生方と話し合いをすることに。
担任や学年主任、教頭に加え、支援の先生も参加しての話し合いとなりました。
そこから、教育委員会の教育相談、そして医療に繋がりました。

2号の受診から1号の受診、娘の受診と繋がりました。
正直なところ、2号よりも1号や娘の方が支援が必要な状況であったことが、その後判明し、娘は支援級に在籍となったことで不登校から「学校が楽しい」という状況にまでなっています。
1号も、通級を経て支援級への流れになってきており、辛い学校生活が少しでも楽しいものになってきているように思います。

自分自身も辛くてしんどかったあの日、意を決して書いたいじめアンケート。
「うちの子が悪いことはわかっています。家でも「思い通りに行かないことや、嫌な思いをしたからと言って、手を出してはいけない」とは口を酸っぱくして伝えていますが、お友達が嫌な思いや怖い思いをしているのは事実です。皆様にご迷惑をかけるわけにもいかないので、この状況が続くようなら学校に行かないという選択しかできません。」

これが脅迫と捉える人もいるだろうし、加害者が何を言っているんだ、と思う人もいるでしょう。
だけど、手を挙げられた側や暴言を挙げられた側からすれば、こういう子が来ない方がいいに決まってる。
ちゃんと教育できればいいけど、何度も何度も言い聞かせているのに、同じことが何百回も起こる。
それまでも相談したこともあるけど、「本人なりの筋が通っているので問題ありません。」で片づけられて、親として烙印を押されただけでした。

あのアンケートに書かなければ、今も子どもたちは辛い日々を送っていたのかもしれません。
私もダメ親として自分を責めながら、怒り散らかしたままだったと思います。
あの日、アンケートに書くという選択をしたおかげで、子どもたちは少しずつ落ち着き、昔のような無邪気な笑顔がみられるようになりました。

あの選択をしたから今がある。
この方法が正しいかはわからないけど、本当に良かったと思います。

#あの選択をしたから