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あなたは夜更かしの時間に何を読む?

読んでいる本のページをめくる手が止まらなくて、気が付いたらすっかり夜が更けてしまったことがあります。


反対に、週末自分へのご褒美に今日は夜更かししよう!と決めて
読みたかった本をワクワクしながら読むことも。

「読書の秋」という言葉はあるけれど、
読書好きにとっては、季節なんて関係なくていつだって、
本と向き合って色んな気持ちをもらっていると思うのです。


読書って、楽しい!本って、すごい!高校生だった私は読後、純度100パーセントでそう思いました。
飲み下した文章たちが体中を飛び跳ねまわり、泣いていいのか笑っていいのかわからなくなるほど興奮したのです。幸せでした。
これが読書から得る幸福なのかと叫びたくなりました。(朝井リョウ)


この文章を読んだ瞬間に、もうこの本を手にして良かったと心から思いました。

理由は、この文章にうっとりした、としか答えられないのですが。

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『夜ふかしの本棚』

六人の作家が心を震わせた五十九冊をご紹介。腹が立つほど面白い名作、なぜか苦手なあの文豪……夜ふかしを誘う魔法の読書案内。〈本にまつわるQ&A付き〉

有名な作家さんたちが、自分が読んだ本を紹介してくれる。
雑誌などではよくあるけれど、それを一冊にまとめるなんてなんて贅沢な本なのでしょうか。

出来れば、もっともっと沢山の作家さんで続編を発行していただきたいのですが…(笑)


小説や、エッセイと違って、この本は作家が感じた
自分が本を読んだ時の感情をそれはもう言葉巧みに伝えてくれるのです。

特に私は朝井リョウという作家が大好きなので、

読むまで何が書いてあるか知らないのに、
そこには必ず私の好きな文章があると知っている。のです。


そうして手にしたこの本は、


作家さんが当時読んだときに感じたことを素直に。

それは、好きとか嫌いなんてことは一度置いておいて、
ただ伝えたいこと。

もっと知ってほしい素晴らしい作品。

私たちが知っておいたほうが良いこと。


押しつけがましくなく、まるで知り合いからこんな本あるよと教えてもらえたように温かい気持ちになれる、行先が書いてない地図のようなもの。


そんな思いを受け止めて、私は何を読もう。


読書会で紹介されていた気になった本にしようか。

読まず嫌いになってしまっていた作家に挑戦しようか。

名作と呼ばれてる作品に真正面から触れてみようか。


自分の心が求めているものを聞いてあげて、
今年はどれほど自分の心に栄養を与えることができるのか、とっても楽しみになる読書体験でした。


好きだな、と思った文章は、あなたを運びます。たくさんたくさん、好きな文章に触れてください。
そして、思わぬ場所へ辿り着く喜びに出会ってください。


誰の言葉でしょうか^^


読んでのお楽しみです。


夜更かしにおすすめの本があったら是非教えてください。



読んでいただき、ありがとうございました。








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