一級建築士試験_10【ここで一回ペンを置いて散歩でもしよう】
今年一級建築士の試験を受験する皆さんは既に受験申し込みは行いましたでしょうか。
学科試験まで残り2ヶ月となり、GWというまとまった勉強ができる期間も終え、本気で合格したいと考えている方はここからが大詰めとなります。試験までの2ヶ月でどれだけ問題を解き、どれだけ復習できたかが合格に直結していきます。
プレッシャーを感じ始めている方もいるかと思います。
実際私も学科試験のちょうど2ヶ月くらい前から、「これだけ勉強したのに落ちたら嫌だな」、「来年も勉強したくない」などと考えるようになりました。
「プレッシャーを感じるということは合格する自信がある人だ」
良い言葉ですよね。これは映画「ビリギャル」で塾講師の坪田先生が主人公である「さやかちゃん」へ慶應義塾大学の試験前日に言った言葉です。
ここまでちゃんと勉強できた人しかプレッシャーを感じることはできません。そう考えるとプレッシャーを感じている人は合格できる可能性が高いのではないかと考えることもできます。
そして、焦る気持ちもあるかと思いますが「残り2ヶ月」となるこの時期だからこそ一旦ペンを置き、モチベーションを回復させてみてはいかがでしょうか。
試験まで駆け抜けるために、一度気を緩めて散歩にでも出かけるのも必要なことです。
今回は一級建築士試験合格へのプロセスの「散歩編」だと思ってお読み頂ければと思います。
【一級建築士は実はパイロットよりも偏差値が高い】
残り2ヶ月というのはモチベーションが低下する時期であると言われています。実際私もそうでした。
そんな時私は、一級建築士になった自分を想像したり、一級建築士がどれほど大変な試験でどれだけすごい試験なのかを調べたりして、気持ちをキープしていました。
その中で一番覚えているのは、タイトルにあるように「実は一級建築士というのはパイロットになるよりも偏差値が高い」ということです。建築業界で働いていれば必要な資格になるため取るのが当たり前と思われがちですが、試験の合格率だけで言えばパイロットよりも低いのです。
正直驚きましたし、嬉しくもありました。
私の高校の同級生でパイロットになった友人がいます。
私はサッカーで高校を選んだのでそこまで頭の良い学校ではありません。そんな中でパイロットになった友人はヒーローでした。同窓会や飲み会があればちやほやされていました。(笑)
もちろんパイロットになることは凄いことです。しかしそんなパイロットよりも「一級建築士の方が偏差値が高い」ということは、私のモチベーションをあげることに繋がりました。単純ですね。ちやほやされたかったのです。
しかし、なぜパイロットよりも偏差値が高いかというのは、想像はできましたが敢えて調べませんでした。今回も書かないでおきます。
【合格率10-12%の試験】
一級建築士試験の合格率は近年では【10-12%】と言われています。つまりは10人に1人しか合格できない試験ということになります。
簡単な内訳を書くと、学科試験を通過できる人は受験生のうちの【16-18%】で製図試験を合格できるのは【40%】になっています。
一級建築士になるためには学科試験を通らないと話にならないわけですが、学科試験だけでも5人に1人以下しか合格できないのです。数字だけを見ると凄い難しい試験のように感じますよね。
一級建築士になれば、あなたの印鑑1つでスカイツリーだって建てられます。というか日本国内のどんな建物でも建てられるのです。そんな権限を行使しても問題ない資格だと考えれば、難しいのは当たり前と言えば当たり前です。
それだけ誇れる資格なのです。
しかし学科試験だけを言えば、5人の内の1人になる必要はないのです。隣の人に勝てれば合格できます。つまりは2人の内1人になれれば良いのです。
持論にはなりますがその理由を書いてみようと思います。
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