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インタビューが好きだ!

最近、仕事でインタビューをさせていただく機会があるのですが。
私はこんなにも惚れっぽい性分なのかと、毎回思わされるのです。

話を伺っていると、今日、ここに至るまでに歩んできた、その方の人生の道のりや背景が、透けて見えてくるようで、とても愛おしく感じてしまうのです。

何より痺れるのは、その人独自の「哲学」のようなものに触れた瞬間。

得も言われぬ感動に包まれて、どんどんとその人に引き込まれてしまいます。


その人にとっては、日常の切れ端のような出来事、または当たり前のようなことであっても。そこには、その人たらしめる味わいがある。

例えば、こんな風な話をしてくれた人たちがいました。

仕事で、何十人と言う社員を前に、オンライン研修をよく行うのだけど。
毎回、良いのか悪いのか、全力投球してしまうのです。
進行表はあるけど、その日のその場の参加者の反応を見ながら、型にはめずに、その場でどんどんアレンジをします。エネルギーめちゃくちゃ使ってしまって。
だから、研修が終わった直後、PCをパタっと閉じたら、その前でバッタと倒れ込み、そのまま眠りこけてしまうんです。

それを聞いて、甲子園の高校球児みたいだな、と感じてしまいました。
1試合、1プレイに、全精力を注ぎきる。
その人の、魂こもった試合(研修)を、ぜひアルプススタンドから観戦したい、全力プレイに拍手を贈りたい。
と、思ってしまいました。


またある方は、

自分には、頭が良いことしか取り柄がないと思って、それまで生きてきたので。

と仰った。

さらりと出た、その言葉。
その言葉を点だけで切り取ると、「ん?自慢??」と捉えられなくもない。

けれど、その前後の話を聞いていると、そんな意図は微塵もないことが分かる。

むしろ、自虐的にそのように語られたその人に対して。
この人は、そう自分で思うまでに、どれだけの努力を重ねてきたんだろう?
その過程で、得たい結果のために、捨てたり、手放してきたこともあったのかもしれない。
逃げたくなったり、諦めたくなったり、妬まれたりしたこともあったかもしれない。
全てが順調な道のりだったわけではないかもしれない。

色々なことを乗り越えてきたからこその、今、その人から発せられたその言葉は、とても重みがあり、輝かしい。


そんな風に。
私は、目の前の人の言葉、その人自身に、どんどん引き込まれていく。
そして、いつもあっという間に、インタビューの時間が終わる。


これからも、インタビューの仕事をどんどんしていきたい。
そして…
この素敵な言葉たちを、少しでも多くの読者のみなさんに届くような文章にするために…
もっともっと力をつけていかなければ、と思うのです。


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