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"足るを知る"を知った今年 〜2020年振り返りvol.1〜

師走っすねー。
「師」ではないですが、バッタバタと年の瀬まで走りまくって、
気がつけば、いつの間にか次の年が頭上を越えていっている…
気持ち的には、毎年そんな感じでした。

ですが、今年は、いっちょ心を落ち着けて、ゆっくりと今年1年を振り返る、そして気づいたことを小出しに色々書いていく。
そんな12月にしたいと思います。


さて、2020年。
言わずもがな、まずは世界中の人にとって、大きな出来事がありました。
そう、コロナです。
それまでの常識が色々と覆されたり、問われたり、見つめ直すきっかけになった年になったのではないでしょうか?

さらに今年の個人的な出来事として、春には転職をしました。
その2つの出来事は、私の働き方や環境を、大きく変えることになりました。

しかしそれ以上に大きな変化として感じているのが、考え方の変化です。

自分の中での新しい気づきとして芽生えた感覚。
それは「足るを知る」と言うことです。


以前の自分は。
常に自分が理想とする状態があり、そこに少しでも近づくことに必死でした。
必死なことにも無自覚なほど。

(あ、でも。理想を描くことを否定しているのではないです。
理想や夢を抱いている人も、野心を持っている人も大好きです。
やりがいや生きがい、活力になったりしますからね。
今でも私の根底には、それが確実にあります。)


だけど…
私が盲目的だったのは「それって何のため?」と言う視点だったのだろうなぁ、と。

理想の状態を描きつつ、逆に言うと、そこに到達していない、満たしていない不十分な自分に全然納得がいかなくて。
その理想と欠乏感、そのギャップを埋めることに必死になっていたけど、
「何のために」と言う、一番肝心な部分が、置き去りになっていたのですね。

不毛、とまで言うと過去の自分が可哀想すぎるので言いませんが、
なかなかに過酷ですよね、そう言う状態って。

何のために、
努力をして、
成果に繋げ、
評価を求め、
対価を得たいと思っていたのか…


そして、今年に入って、気づいたわけです。
色々、持ってるよなぁ、自分。
って。

欠乏している物事ばかりに目を向けて「ないない!まだ、ダメダメ!」って言ってもがいてたけど。
ごくごく普通〜の自分なりに、それでも携えているもの、ちゃんとあるにはあるじゃないか、と。
ようやく、持っているもの、既にあるもの、に目を向けられるようになりました。


足るを知ると言う事は、現状に満足して、そこから努力をしないとか、
自分が良いと思えたら怠けても良い、とかそう言うことではなくて。

ちゃんと今あるものに気づいて、感謝をすることだろうな、と。

そう思うと、なんだか少しずつ頭の中や心が整理されていった感覚になりました。

そしてその持っているものを、どう活かしたいのか?
それはどうして?
何のために?
誰のために?


そう考える時間は、とても心地良いものです。

そして、これからは、それを補うために、
やることをやって。
やめることをやめて。
これからますます集中していきたいなぁ、と思う2020年12月でした。


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