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モヤモヤ、イライラした時にやっていること

元々、わたしはとても気が短い人間でした。
「売り言葉に買い言葉」ということわざもありますが、本当にもぅ、片っ端から買いまくり。
爆買い状態もいいとこでした。


言葉のやり取りに限らず、納得できない状況や状態に陥った時にも、
例えそれが自分より立場が上の人に対しても、ガブガブと噛み付きに行ってたんですね。
それを見ていた周囲の社員からも「狂犬っすね〜」と言われたりする始末でした。

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でもね。
そのパターンで、何年も何年も生きてきた時に、気づいたことがあったんです。「あぁ、もうこのパターン疲れるな」と。

怒りの感情に乗っ取られている状態の時には、正確な情報が、自分の中にしっかりと入ってこなくなってしまうんですよね。
視野も狭くなってしまうし、思考もうまく働かなくなってしまうから。

そんな状態で応戦してしまうものだから、結局後々になって、
「なんであの時、ああ言う風に返してしまったんだろう。」
「冷静になってみたら、あの人が言っていたこと(言い方はさておき)、ごもっともだな。」
そんな後悔の念に駆られて、落ち込んでしまう。
自分のことが嫌になって傷ついてしまう。

また、衝突した相手との関係性をリカバリーするのも、なかなかにしんどい。

だから、自分を変えようと思ったんです。
もう少し書くと、「怒り」の感情への向き合い方を変えてみることにしました。

まずは、一旦待つ
感覚で言うと、約5〜6秒待つ(言葉をすぐに返さずに、静かにする)。

その間にやっていることは、とてもシンプルです。
次の2択、どちらを選ぶかを決めるだけ。

①返答する(その場合、なるべく相手と冷静に話し合える言葉まで思い浮かべる)
②黙って受け止める

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以前は、0.5秒くらいで①の選択をしていました。
しかも、冷静な言葉選びもできない状態のまま。

でも、今は②を選ぶことが多くなりました。黙って自分を数秒観察すると、
明らかに頭に血が上ってることが分かったり、
心臓がドキドキしてたり、
呼吸が早く、浅くなってることが分かります。

そういう身体の状態が、今の自分はあまり冷静じゃないのだ、と気づかせてくれる。
だからこそ「黙って受け止める」選択をする。

また、①を選ぶ場合でも、以前のような反射神経だけで反応している状態ではなく、「相手が受け取ってくれるであろう球(言葉)」を選ぶようにする。で、頭の片隅では、"とは言え、まだまだ冷静じゃない自分” がいることも意識しつつ。


その後、一人になった状態で、一人会議を開きます
まずは、以下のことを、だだ〜っと書き出していきます。

相手が伝えてくれた内容
自分が何に対してイラついてしまっているのか
なぜイラついてしまっているのか

「事実」「解釈」「感情」の切り分けを行います。

すると、どんどん芋づる式に、色々なものが浮かび上がってきます。

自分の中にある大事にしたい価値観。
相手が伝えてくれた言葉の本質や、相手が大切にしている価値観。


これを書き終わる頃には、かなり冷静な状態で、
じゃあ、どうする?
と、自分に問いかけることができます。


そして。
無駄な血みどろの戦いをしなくてすんだことや、冷静な答え、取るべき行動が見つけられたことに安堵できるんですね。

何より、自分を嫌いにならずに好きなままでいられます笑

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