詩です。


さくらはどこで咲いたのか分からなくても
風に乗っていつのまにか髪にまぎれ込む
ウグイスがどこで鳴いたのか分からなくても
目を覚ます合図としてあたりをゆらしている
しかしあそこで咲いているとすぐに気づける躑躅は
鼻先を近づけないと香りを知ることができない
いつのまにか持っていた嫉妬心も
やっとの思いで手に入れた歓喜も
感情のすべてが生まれている春



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