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写真展を巡ってみた

今月は時間があるのでいっぱい巡ります。ただし緊急事態宣言があるので極力人混みを避けての行動です。週に1回くらいしか電車乗ってない。人混み怖い。

1件目「Katachi -in & Out-」

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相原正明氏の写真展、Katachi -in & Out-@PICTORICOギャラリー です。
オーストラリアの風景写真と国内スタジオで撮影した野菜などのモノクロ写真で内と外を表現しています。
オーストラリアの風景ではあるのですが、それよりも自然が生み出す「形状」に重きを置いた作品になっています。ユーカリの木、巨大な岩など面白い形のものが展示されていました。モノクロにすることで色情報を抜いて、より形状に集中することができます。国内外問わず、自然の形状の面白さは普遍であるということが表現されていると思いました。PICTORICOギャラリーの特徴でもあると思いますが全篇インクジェットプリンタの作品でした。印刷物には疎いのですがシャープネスも非常にあり大きく伸ばした写真も綺麗に印刷されていました。

2件目「神聖な場所」

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大宮エリー氏の写真展、神聖な場所@タカ・イシイギャラリー です。
作家、脚本家、画家等々様々なクリエイティブな一面を持つ方の写真展です。
2020年に諏訪大社や洞爺湖で撮影された写真と2012〜2014年に各地で撮影した写真の展示があります。
大きく展示されていたのは社殿の四隅に配置された御柱と呼ばれる大木の、緑豊かな写真でした。他にも小さな写真もたくさん展示されていて自然豊かな空間になっていました。大きな写真は表面をアクリル板がかぶさっていて(表現できない…)照明によってさらに瑞々しさが際立っていました。

3件目「エンドレスマップ」

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川田喜久治氏の写真展、エンドレスマップ@ギャラリーPGI です。
直接的な表現ではありませんが戦争の悲痛さを訴えかける写真だったり、壁のシミ、鉄屑と行った無造作なものを写真でグラフィカルに、抽象画のように表現する写真でした。1枚1枚にタイトルは特につけられておらず、写真の意味は見た人に委ねられている写真展でした。抽象的な模様は人によって様々な解釈ができ、見る人の想像力が掻き立てられるような作品の数々。また、高齢な写真家なのですが感性は現代的と思いました。ご自身の感性をアップデートしてらっしゃるように思います(偉そうに聞こえたらすみません)。感性が一時期で凝り固まってしまう人が多くいる中、常に新しい表現に挑戦されてる方だと強く感じました。私も上手くアップデートできない部類の人間だと思うので非常に刺激的でした。

おわりに

写真展3件行ってみました。
やっぱり写真はモニターで終わるものではなくプリントして観るのがいいと思いました。インスタグラムを筆頭とした写真を観る手段はたくさんありますが、プリントされた写真を間近に見て、引いて見て、いろんな角度から見てみて、写真をよく味わって楽しむのがいいと思います。
大小に関わらずプリントされた写真は良いですね。隅々までしっかり観ることができます。モニター越しの写真が悪いと言うつもりはありませんが…私は自分で思うよりもアナログ人間のようです。

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