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マイナス思考を跳ね除ける!

 はじめまして!NPO法人Kacotamの北大サークル、カコタムエルムの部長を務める北大法学部4年の黒須です。先輩からアカウントを引き継ぎました。文体が異なりますがお付き合いいただけたら幸いです。



(1)はじめに

 この投稿はマイナスな気持ちから切り替えることを目指したものです。人との直接の交流が減り、新生活に不安を覚える大学生や新社会人の方、就職活動に苦労されている就活生の方、学校がお休みで辛い思いをされている方、不況に苦しむ方に少しでも明るい気持ちになってもらえればと思い書きました。私の経験を語らせていただきながら児童文学を紹介させていただきます。


(2)マイナス

 私はなぜか子どもの頃からとにかく臆病心配性でした。幼稚園の時から常に最悪を想定している子どもで、家族からはマイナス思考だと言われていました。(例えば、体がかたいことでダンスの先生に怒られないか授業の度に心配していたのですが、実際に怒られたことはありませんでした。)

さらに臆病が故に卑怯者で、一人っ子ながら一つ上に姉のような従姉がいたのですが常に従姉の後に隠れていました。隠れて目立った行動をしなければ大人から怒られることが少なくなることを知っていたからです。

そして恥ずかしがり屋だったので、同級生に話しかけられず小学校デビューに失敗し、「明日もきっとつまらない」と思う辛気臭い子どもになりました。

私は大学4年になった今でも三つ子の魂百までで臆病です。最悪を想定することもあれば、人のせいにしてしまいたい時もあり、なかなか行動できないこともあります。物は言い様、書き様ではありますが、みなさんも私ほどひどくはないにせよこのような経験が少しはあるのではないでしょうか?そして一人で生活することが続くと、上記のような自分の悪いところを思い出して、卑屈になったり思い詰めてしまうこともあるのではないでしょうか?


(3)プラス

 私は就職活動で自分の内面と向き合うとき、偶に自分の情けないところ、失敗したところばかりを思い出してとても嫌になりました。しかし、最近ふと見た本棚にこの本を見つけました。小学生の時びくびくして人生を楽しむことに無縁だった私に親がくれた本がこの2冊でした。大人になって読み返して改めて感動したため今回投稿することにしました。

『少女ポリアンナ』

『赤毛のアン』

 内容は知っている方が多いかと思いますが、この二冊の主人公の少女たちは人生をわくわくしてしょうがないと捉えるのです。二人とも子どもで天真爛漫で物事を明るく捉えようとしている素敵な子たちです。しかしながら当時の私は自分に置き換えると、二人が子どもで無垢だからこういう考え方ができる。私とは考え方が違う。周りの人もこんないい人達じゃない。…とにかく批判殺到で、少なくとも主人公の考え方は反抗期の私には受け入れがたいものでした。しかし、陰気な小学生だった私も思春期を過ぎて自己肯定感を手に入れ、人生を楽しむのに年齢や置かれている環境は関係ないと強く思うようになりました。

鬱々としたときはぜひ一緒にポリアンナのゲームをやりませんか?


(3)さいごに 

 今回お話したかったのは辛い時も自分の考え方を少しでも良い方に持っていけたら良いのではないかということですが、悪い面を見ないことを推奨するわけではありません。こういう時ですから、辛いときにはSNS上に悩みを相談しあいましょう。


 ここまで読んで下さってありがとうございます。このアカウントはNPO法人Kacotamの大学生によるサークルのものなので、この先は活動に懸ける思いを少々語らせていただきます。

今回の投稿は直接カコタムに関することではありませんが、私がカコタムの活動を大切にしたい気持ちはこの残念な思考回路に起因することもあります。私は大変ありがたいことに恵まれた環境で育ちましたが、いつしか自分の生活は当たり前でないと知りました。そして、成長して何不自由なく育った自分が自分の殻に閉じこもって右往左往していることに気が付きました。説教じみていておこがましいですが、人にはそれぞれ乗り越えなくてはならない壁があるのだと思います。カコタムは一対一で勉強を教える学習支援を行っているので、一人ひとりの子どもとの関わりの大きいボランティアです。一人でも多くの子どもたちがマイナスの混沌とした悩みを抱えた状態から抜け出せることを祈っていますし、少しでも私の経験と思いが役立てばと思っています。

初めに述べましたが、私は部長を務めさせていただいています。札幌の方で少しでも共感して下さる方がいらっしゃれば、TwitterのDMにご連絡いただければ幸いです!



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