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サッカー観て 神社に行きたい。ージュビロ磐田編

 一心不乱に神社について調べる余り、サッカー要素がほぼ0で#Jリーグのタグが申し訳なく感じているかちこです。

今回は、ジュビロ磐田!
ちなみにジュビロさんの必勝祈願は浜松市にある秋葉神社。
去年にジュビロくんとジュビィちゃんが訪れています。
金ピカの鳥居すごいなぁ。

磐田は古代、遠江国の中心地。
地名は続日本紀に「石田郡」として初見。「伊波多」「岩田」「石田」などとと書かれています。
遠淡海とおつおうみ」という浜名湖に由来の地名から「遠江」になったそうです。浜名湖は琵琶湖との対比。
(近江=淡海=湖=琵琶湖)

ちなみに遠江と駿河の国境は大井川なのですが、こちらは江戸時代には渡る方法は徒歩しか認められなかったそうで、東海道の難所だったそうです。今じゃ新幹線でピュンだ。

そんな磐田、基遠江国の一の宮から~~

小國神社おぐにじんじゃ

ヤマハスタジアムから車で30分程。
遠江国の一ノ宮「小國神社」
小國(国)は土地褒めの意味らしいです。
決して小さい国ではなく、小(お)は御(お)と同じような意味、もしくは同じ音なので宛字かな?

式内社なので歴史は古く、社伝によると欽明天皇16年(555年)に本宮山に神霊が現れたのを切欠に創建。後に現在地に社殿を建てたのが始まり。
本宮山(もしくは本宮峯)は標高551mの山で、山頂に奥宮として「奥磐戸おくいわと神社」があり、此処には小國神社の祭神である大己貴命の荒御魂が祀られています。
本宮山から流れ、小國神社のすぐ脇を流れる宮川は水源として、遠江国を潤していました。
眼下には遠江国が一望出来る所謂、国見山であり、海からも良く見えるため「ヤマダメ」「ヤマアテ」(当て山)とされていたそうです。
昔の海賊は瀬戸内の村上水軍が有名ですが、遠江にも海賊がいたらしいです。
それくらい海上交通の要所であったので、静岡県内には海の安全祈願系の神社も多かったりします。山の方に行くと焼畑系の信仰だったりします。

境内は約三十万坪!!広大な敷地で古代の森が広がっています。
本殿の左手に御手洗池「事待池ことまちいけ」があります。願掛けをして叶ったら、この池に鯉を放つという風習?があったそうです。
他にも境内には縁結びの御神木(ひょうの木)や、方位除けの御霊砂、金運良縁の金銀石など願掛け信仰が窺えます。
小國神社から車で30分のところにも「事任八幡宮ことのままはちまんぐう」があり、地域の事任信仰が盛んだったのでしょう。
枕草子で清少納言が「ことのまま明神(事任八幡宮のこと)、いとたのもし」と書いています。
小國神社も「事任社ことのままのやしろ」「許登麻知神社ことまちじんじゃ」などと呼ばれていました。

この、「ことのまま」「ことのまち」の語意は
「まち」とは「占いの結果に現れる場」のこと、もしくは亀卜や鹿卜で骨を刻む図形を意味することもあるそうで、
それが転じて「まち」は「占い」そのものの意味になった。
鹿卜を「太占ふとまに」と言うのですが、この「まに」が「まにま(麻爾麻)」「まにまに(諸伏)」の「に」が逸脱して「まま」になったという説もあります。
櫛真知命くしまちのみことという神様がいますが占いを司っています。
「こと」は「言」です。言葉の占い?と訳しちゃうとなんだか味がない…。

本殿の裏には経塚遺跡があります。
平安時代末期に築かれたもので、経塚とは経典を埋めた塚です。これも願掛け信仰ですかね。仏教ですけど。

小國神社から南東に1kmに境外末社の「塩井しおい神社」があります。
祭神は塩筒老命しおつつおのみこと。製塩の神様です。
塩井戸があり、その水を飲むと胃腸の薬になるとか魔除けになるという言い伝えがあるそうです。
塩というと、信州と遠州を繋ぐ塩の道があったなぁ…と思い出したからです。。

http://www.okunijinja.or.jp/

小國神社のすぐ近くには「ことまち横丁」が!

9軒のお店が並ぶ小國ことまち横丁。
お土産も豊富!!静岡名物のお茶や、お茶を使ったお菓子などたくさん。
スウィーツもお団子、わらび餅の和菓子系も、パフェなども種類豊富!!
ことまち縁結びの恋パフェ!!!食べたい!!!美味しく食べて縁結びしたい!!!!

見付天神みつけてんじん 矢奈比賣神社やなひめじんじゃ

ヤマハスタジアムから徒歩20分。
式内社の矢奈比売神社。通称「見付天神」
祭神は矢奈比売命やなひめのみこと、そして菅原道真が祀られてます。なので、天神さま。
創建は不詳で古くは磐田原(磐田市元天神)にあったと伝わります。元々の祭神は矢奈比売命でしたが、993年に天神様(菅原道真)が勧請されたとのこと。
見付は遠江の国府があったそうです。古くから国の中心地だったのですね。
この祭神の矢奈比売命…どんな神様か、実はよくわからない。
素戔嗚尊の御子である「八野若日女命やのわかひめのみこと」ではないか?という考証もあります。
「見付天神」と呼ばれているし、いつの間にやら天神様が目立ってきちゃったのかな。
元々は土着の神様だったのかもしれない。
山の神や、「ヤマヒメ」だったのでは?という説もあります。

矢奈比売よりも、天神様のよりも有名かもしれない
霊犬「悉平太郎しっぺいたろう
某サッカージャーナリストさんが、アイコンにしてたりするのでご存知の方も多いかも?
「ゆるキャン△」というアニメにも出てきたようです。
悉平太郎は、人身御供を欲した悪霊を退治した霊犬です。
山地で焼畑文化がありましたが、その畑を荒らす猿を追い払う為に犬を吠えさせて撃退していたようで、それが形を変えて伝説となったのでしょう。
悉平太郎を元にした磐田市のイメージキャラクターが「しっぺい」、このしっぺいのお守りも矢奈比賣神社にはあります。

その悪霊を倒して絶命した悉平太郎と生贄になった娘たちの供養という伝承もあるのが、例大祭の「裸祭」。国の無形重要文化財。重文だ~。
幟には「比佐麻里祭」とあり、ひそまりの意。
ひそまりは、潜むみたいな意だから物忌みのような意味だったかな(不確かで、すみません)。

お守りの種類も豊富で、しっぺいのお守りからペット守、蹴球守、ラグビー守、釣人守(!!!!)など豊富。

https://www.mitsuke-tenjin.com/

しっぺいの公式ホームページには、しっぺいおすすめのグルメガイドも載っていて、気になるお店ばかり。
矢奈比賣神社の近くにも美味しそうなケーキ屋さんや、リーズナブルだけど、とっても美味しそうなランチのお店もあってワクワク…!

ジュビィちゃんが大好きなので、会いに行きたい!と言いつつ、いつも行けていないのでマスコットとも触れ合い解禁になったらジュビィちゃんに会いにゆくぞーーー!!

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