見出し画像

オレンジのパウンドケーキ

サリュー!ケイチェルおじだよ。

昨日の記事でドラクエウォークで3万歩あるいたって話を書いたあと、YouTubeのDQウォーク実況者、バナナさんのチャンネルで凄いものを見てしまった。

岩手県にお住まいの44歳の女性からバナナさんの元にDMとプレイ動画が届いたそうで、そのお方(自称"ババア"さん)、会社員としてフルタイムで働いてるにもかかわらず、なんと平日は平均2万歩、土日に至っては1日7万歩という"最強のおばちゃん勇者"らしい。都道府県ランキングで岩手県王者を3連覇中だって。ほぼ同じ年齢のおいたん、全然甘かった。上には上がいすぎw 

ちなみにドラクエウォークのランキングは、課金額はおろか歩数すらも関係なくて、どれだけ多くの「ほこら」を訪れてそこのボスを倒したかで決まるので、歩くよりも自転車や車が有利なんだよね。だからランキング上位者はほとんどサイクリング勢らしいんだけど、ウォーク勢で県トップってのは驚異的すぎる。ちなみにおいたんは毎回ランク外(5万位以下)(>_<) もちっとがんばろ。


そんな話はさておき、昨日のウォーキングの合間のお菓子作りに行こう。

先日マミーゲさんがパウンドケーキを焼いてらして、それに釣られておいたんもパウンドケーキを作りたくなったわけだ。

そういやおいたん、去年の夏に一度プレーンのパウンドケーキ焼いた以外、パウンドケーキらしいものをちゃんと作ったことがないな。バナナケーキは3回失敗してるし、パッションフルーツのケイクは上手くできたけどココナッツファインがメイン材料だしね。

あ、そういやヴァン・ヘイレン追悼パウンドケーキがあったか。

アイシングのデザインはともかく、ユイじょりさんレシピのケーキ自体はとっても美味しかったんだった。

今回はいい加減消費期限が迫ってるオレンジピールを使って、オレンジ味にしよう。こないだ大量に作ったタンカンピューレもできれば使いたい。

やっぱりBGMにヴァン・ヘイレンのPoundcakeをかけながら。


レシピは『ピエール・エルメが教える焼き菓子ブック』に載ってるケーク・オ・シトロンのレシピをちょっと変えて作ってみるよ。

というわけで、材料はこちら。

<オレンジのパウンドケーキ>初戦スカッド
(11.5×4.5×高さ5cmのパウンド型2台分)
・生地(エルメレシピのレモンの皮10gは省略)
グラニュー糖:100g
塩:ひとつまみ
全卵:70g
コアントロー(エルメレシピではホワイトラム):10g
生クリーム(35%):40g
無塩バター:30g
強力粉:30g
薄力粉:50g
ベーキングパウダー:3g
オレンジピール(エルメレシピではレモンのセミコンフィ):35g
・シロップ(エルメレシピのベルガモットエッセンスは省略)
グラニュー糖:25g
水:30g
コアントロー(エルメレシピではレモン汁):10g
・仕上げ(エルメレシピではナパージュとレモンコンフィ)
水:80g
グラニュー糖:20g
粉ゼラチン:2g
たんかんピューレ:適量

エルメのケークシトロンのレシピは面白くて、薄力粉に加えて強力粉も使うし、エルメにしては珍しくバター控えめで、代わりに生クリームを使う。工程も普通のパウンド生地の立て方とは変わってるような気がするので、それは追って説明します。

昨日のクイズ、材料写真で袋まで出して分かりやすくしたのは、優しさからではなく逆に惑わせてやろうというイジワルからでしたw

そんななか、優勝者は見事的確に「パウンドケーキしか思いつかなかったです」とドンピシャのお答をされたクイズ初参加の修家シェフ!変化球にもかかわらず、さすがです、もう脱帽しかありません。おそらく強力粉や生クリームを使うパウンドケーキのルセットもお試しになったことがあるのかもしれませんね。

ちなみに修家シェフおすすめのレシピアプリ、こんな便利なアプリがあったのか!って思うものでしたのでシェフの記事をシェアさせて頂きます。

他の方のお答えでは、「マドレーヌ」のしずか先生とパタさん、さらに「マフィン」のancoさん、これらはパウンドケーキの材料でも作れるので非常に惜しかったです〜。実は余った生地でカップケーキ作ったので、ほとんど正解なんですけどね(笑)

マミーゲさんの「ドーナツ」も、焼きドーナツならできると思うけど、今回できた緩い生地ではオールドファッションのようなアメリカンドーナツは難しいと思われます。

他の方は見事においたんのイジワルに引っかかってパン系のお答えでした。これに懲りずにまたのご参加をお待ちしております〜

さて、下準備として、今回はパウンド型にオーブンシートではなく、バターを塗って強力粉をまぶす方式にしてみました(エルメレシピではオーブンシートです)。うちのオーブンは側面の焼きが甘いので、物は試しに。

あとは材料を混ぜるだけなんだけど、面白いのが最初に砂糖と卵を混ぜるんだよね(エルメレシピではグラニュー糖にレモンゼストを混ぜてから)。塩ひとつまみと、卵液を3回に分けて加えます。

白っぽく乳化するまでよく混ぜます。

コアントローと生クリームを加えて混ぜます。

クリーム状にしたバターを加えて混ぜます。こういう生地の立て方を何ていうんだろう?シュガーエッグ法?(笑)

ふるった粉類を、ダマにならないよう3回に分けて加えます。

ゴムベラに持ちかえて、最後にオレンジピールを混ぜて生地は完成。

型に流します。

余った生地はカップケーキに。

エルメレシピより少し大きめのパウンド型なんだけど、元は2本分だからもっと余ると思ったんだけどな。型に多く入れすぎた?久々のパウンド型だから7分目の感覚を忘れてる。

パウンドケーキは生地を両端に引っ張って、真ん中に向かって傾斜をつけるようにするのが定石だけど、YouTubeでそれは意味ないって実証してるシェフがいて、今回はトントンしただけで上は流しっぱなしのまま焼いてみます。て、このときはそんなことを考えて量のことをあまり気にしてなかった。

エルメレシピでは160度30分だけど、170度で様子を見ながら40分焼きました(ファンありのノンフライモードです)。

そしたら案の定、途中で吹きこぼれてた(>_<)

天板反転するときに型についた吹きこぼれを落として、なんとかリカバーできたかな。

こぼれたぶん、真ん中がせり上がらないで、逆に端が反り上がっちゃったよ。

型から外して網の上に乗せます。

オーブンシートなし、ファンありでも側面に焼き色付かないなあ。次は型を変えてみるか?竹串チェックの感触だと、中はしっかり焼けてると思うんだけど。

すかさずシロップを打って、ラップで包みます。

カップケーキは焼き立てを食べてみました。恒例の手かざし〜

すでに美味しいw

こういうケーキは1日置いた方がいいって言うけど、焼きたてのあったかい方が美味い気がするな。

それはともかく、最後に今回の課題の1つでもあるナパージュ。以前ICHIシェフの洋梨タルトを作ったときにあんずジャムを塗ったくらいしか経験がない。

とりあえず、水80g、グラニュー糖20g、たんかんピューレ適量を火にかけ、ゼラチン2gを溶かします。

ガーゼを買ってくるの忘れてたので、ピューレは漉さずにそのまま。まあ何事も実験だ。

冷ましたあとに塗ります。

うーむ、逆に吹きこぼれた焼き面の拙さが目立つ結果になってしまった。

仕方ないので魔法の粉で誤魔化す。

一晩おいて今朝、さっそく食べてみました。薄くカットすると高級感あるよね。

おいしぃぃぃ!

カステラみたいにしっとりしてる。それでいてホロホロ感もあって、見た目以外の味や食感は申しぶんない感じ。おいたんはそこまでスイーツ舌が肥えてるわけじゃないから、味に関しては洋菓子店のものと区別つかないレベル。

問題は見た目だな。しっかり真ん中が膨らんで高さがでるように生地の量を調整することと、側面に焼き色つけること、あとはナパージュか。

おそらくバター少なめでグラニュー糖がかなり多いからこういう生地の立て方になってるんだろうけど、これでケーク・オ・シトロン作ったらどうなるんだろうね!?誰かやって!

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?