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クラシカルに華やかに、ケーク・オ・フリュイ

サリュー!ケイチェルおじだよ。

最近のおいたんのお菓子作りを振り返ると、前回がレモンゼリーメレンゲタルトでその前がセンイルケーキと、見た目に走りすぎた感が否めない。結果としてそんなに満足行く見た目にならなかったし。

その反動というわけじゃないけど、ここらで一度クラシックな、安心感のある味重視のお菓子を作りたくなった。とりあえずうちに余ってる材料を見てみると、ゴールデンレーズンとドライクランベリーがある。これらの消費を兼ねて、今まで作ったことありそうで実はなかったドライフルーツのパウンドケーキを作ることにしたよ。

ちょうど『ピエール・エルメが教える焼き菓子BOOK』にもケーク・オ・フリュイがあるのでこれを参考に。

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エルメ本のレシピとはある程度変えてますので、正確な元レシピが知りたい人は本をお買い求め下さい(笑)

<ケーク・オ・フリュイ:初戦スカッド>
・生地(ミニパウンド型2本分)
無塩バター:55g
グラニュー糖:35g
水飴:5g
全卵:55g
薄力粉:70g
強力粉:20g
ベーキングパウダー:2g
ゴールデンレーズン:30g
ドライクランベリー:12g
ラム酒:35g
ドライアプリコット:20g
ドライプルーン:20g
ドライバレンシアオレンジ:20g
フリーズドライ・ラズベリーフレーク:3g
・シロップ
グラニュー糖:35g
水:45g
ラム酒:10g
・ナパージュ
コープアガー:5g
水:50g
グラニュー糖:20g

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エルメレシピではドライフルーツはゴールデンレーズンとアプリコット、プルーンの他に、カレンズやアマレナチェリー、セミドライアップルも使われてて、全部で150g。生地と同じくらいの量のドライフルーツを使うのかエルメ流らしい。そのせいか、エルメレシピにしてはバターと砂糖が控えめ。ドライフルーツを味わうケーキって感じなのかな。

おいたんは新たに買い足すのはプルーンとアプリコットだけにして、そんなにドライフルーツ入らなくてもいいかと思い、計100gくらいにしました。

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レーズンはクランベリーと一緒に3日前からラム酒に漬けておいた。今回はオーブンシートの敷き込みもバターを塗って丁寧にやってみたよ。

作り方は普通のシュガーバッター共立てで特に変わった点はないので省略。最後にドライフルーツ混ぜるとこ↓

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型に流し込んだあと↓

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量をスプーンで調整したので表面ゴワゴワになったけど、ちゃんと均しとけば良かった。焼き上がりの形がゴワゴワのままになっちゃった↓

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ドライフルーツが多いぶん、表面がボコボコしやすいのかな。

端っこのカリカリしたとこをつまみ食いして、すかさず温かいシロップを打ち、ラップで香りを包み込みます。

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翌朝の今日。仕上げをします。

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↑ボウルの中はナパージュ用のアガーとグラニュー糖を混ぜたやつ。

ナパージュをハケで塗って、ローストしたアーモンドを貼り付け、ドライフルーツを乗せます。

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フリーズドライのフランボワーズフレークもファサーしてみた。

最後にトッピングの上からもナパージュを塗って、冷蔵庫で固めてできあがり。

本日のお昼ご飯に少し食べてみました。エルメ本のトッピングはアーモンドとアプリコットのみだけど、他にもいろいろ乗せてみたら華やかになったな。

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非常に美味しいの一言。生地自体の甘さは控えめで、ドライフルーツとラムシロップの甘さとほろ苦さを感じる、大人な味わいだ。

1本は午後に友人の家にお裾分けしに行ったんだけど、さっきめちゃ美味しいってメールがきた。

見た目よりも味重視のケーキを作るつもりだったけど、思いの外見た目も良くできた。自分は食べるのも作るのもこういうクラシカルな焼き菓子が好きってことを再確認したな。

来週も余ったアプリコットを使って焼き菓子を作る予定。見た目重視の生菓子もそのうちまたチャレンジするけどね。

おわり。

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