見出し画像

タルトタタン風りんごのタルト

サリュー!ケイチェルおじだよ。

休みなし連勤が続くなか先週も金曜の午前中を半休。半休あればお菓子が作れることが分かってきたけど、材料を揃えたりレシピを研究したりする時間がないのが残念だ。作り慣れたお菓子にするか、それとも何か新しいモノにチャレンジしようか、前日まで決まらずモヤモヤしていたところ、「フランスの府中」ことパリから北フランスの港町に引越しされたユイじょりさんが酔狂な見事なりんごタルトを作られていた。

↑最近になって怒涛の酔狂お菓子作りを再開してるらしいユイじょりさん。これはおいたんも負けられない(酔狂度で😂)

さらにウィーンのPezioさんもりんごスイーツを。

↑前から気になってるシュトゥルーデル。日本で売ってるところあるのかなあ。一度食べてみたい。

おいたんもリンゴのお菓子を作りたくなって、とりあえず帰りのスーパーでりんごを買ってきた。りんごスイーツと言えばタルトタタンだけど、おいたんはあんまりタルトタタンが好きではないのよね。タルトタタンって生地(タルト部分)が少なくて、キャラメルりんごの部分(タタンの部分?)が8割くらい占めてるでしょ?どうもそれが苦手でね。個人的には小麦粉とバターを焼いた生地をメインに、タタンは控えめなアクセントとして味わいたい。

① パート・シュクレ(タルト生地)作り。


タルトのレシピは、前に洋梨のタルトを作ったときにお世話になったフランス在住のIchiシェフのレシピで作ります。

詳しい分量はIchiシェフのnoteを見てね。
冷蔵庫で休ませます。

この時点でまだ朝の7時。3時間寝かせても余裕で作れそうだ。

②タタン部分と皮ジャム作り

タルトタタンの作り方は、前に杏仁豆腐のレシピでお世話になった「パティシエール今日のおやつ」さんのYouTubeを元に。

りんごは1個130円の小ぶり秋映を2個使用。キャラメル煮用と、皮ジャム用にレモン汁と砂糖を分けます。
ひっさびさのりんごの皮剥きチャレンジ。見事に1本に繋がったまま剥けた。
砂糖を加熱してキャラメル色になったところで火を止めてバターを入れる。
りんごとレモン汁を加えてクツクツ煮ていく。同時並行で皮と芯も水で煮出す。
皮と芯は30分ほど煮てザルで濾す。
りんごは煮崩れないように、かつ柔らかくキャラメルになるまで煮る。
皮と芯を濾した液体に砂糖とレモン汁を加えると一気に色鮮やかに!トロミがつくまで煮詰めます。

これでタタンと皮ジャムのできあがり。

③アーモンドクリーム作り

アーモンドクリームもIchiシェフのレシピそのまです。

できあがり。

④組み立て&焼成

冷蔵庫で休ませたタルト生地を伸ばします。

敷き込みはまあまあの出来。
アーモンドクリームを入れます。
タタンを満遍なく乗せます。りんご1個半ぶんでした。

おっと、ここでタタンを煮るときにシナモンを入れるのを忘れてたことに気づいた。ここでふりかけます。

急遽、見た目より味重視に変更。

これを180度のオーブンで40分焼きます。

途中、20分ほど焼いたところで取り出して、タタンの残りジルをかける。焦げ付き予防と、このシルもタタンが固まる成分となるらしい。

計40分焼いたら、取り出して冷まします。

粗熱が取れたら、皮ジャムをナパージュします。

乙女なタタン色を目指そう。

冷蔵庫に入れて冷やし固めます。

ここで11時半ごろ。12時前には仕事に行かないといけないので、食べるのは翌朝に持ち越すことにしました。午前中はタルトを作りながらしっかり掃除もこなした。我ながらやり手主婦すぎる気がする。

⑤実食

というわけで、昨日の朝ごはんに食べることに。

皮ジャムが緩かったのか、固まらずに染み込んでしまったようだ。
くそう予定ではもっと乙女なタルトになるはずだったのに。
でも味はめっちゃうまい。

秋映の酸味と控えめな甘さがちょうどイイ!お菓子には紅玉が向いてるらしいけど、この秋映は小ぶりで安かったからか、酸味が強めで甘さ控えめ。こういうお菓子ぴったりだった。タルト生地とアーモンドクリームを味わいつつ、タタンがいいアクセントになってる。

ところで、タルトタタンって本来は型の底にりんごをしきつめて、その上に生地を流して焼くんだよね。そう考えると、タルトじゃなくてバターケーキの生地を流して、アップサイドダウンケーキみたいにした方が美味しいんじゃなかろうか、と作った後に気づいた。確かセブンイレブンで売ってたタルトタタンがそんなようなケーキだった気が。次はケーキタイプのタルトタタンを作ろうかなあ。皮ジャムで乙女色に仕上げるのもリベンジしたいし。

昨日、タルトの半分は近所の友人とお隣のお婆さんに差し入れ。そのあと夕食のデザート。皆さまの期待通りバニラアイス(スーパーカップ)添えました。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?