パッションフルーツのシャルロットケーキ 〜今年もやってきた「光射す方へ走り出そうスイーツ」
サリュー!ケイチェルおじだよ。
基本的に焼き菓子ばっかり作ってるパティスリー・ケイチェル・フチューだけど、毎年夏になると2種類の生菓子フェアを開催するんだよ。
1つは「光射す方へ走り出そう」シリーズ、もう1つは「黒塗りの天使」シリーズ。誕生の経緯は2年前のこちらの記事を見てね↓
さて、今年の「光射す方へ走り出そう」シリーズはシャルロットケーキと洒落込もう。「シャルロット」は、イギリスのジョージ3世の王妃ソフィア・シャーロットに由来するんだって。彼女がギャザーと羽根のついた大きな帽子を愛用していたから、その帽子みたいな形をしたケーキにシャルロットと名付けたようだ。
前から作ってみたかったケーキではあるんだけど、おいたんはレアチーズやカスタードクリームと並んでババロアとかムースケーキがあまり好きじゃないのよね。だから基本的にケーキ屋さんのショーウィンドウの中にある生菓子はほとんど苦手なのだ(笑)
昨今の煌びやかな生菓子はほとんどムースケーキかカスタードクリームがベースになってるけども、実はツヤツヤしたカラフルなグラサージュって、ムースやレアチーズの上からじゃないとかけられないのよね。スポンジのような焼いた生地の上に直接グラサージュをかけるとボソボソして見映えが悪くなるから、どうしたって華やかな生菓子はムースやクリームでこってりしがちというわけだ。
しかしそんな個人的好き嫌いよりも、シャルロットケーキを作ってみたい欲の方が買ってしまった。12cmのミニマムサイズで作れば、ギリ完食できるんじゃないかな。
というわけで、レシピしはこちらのCottaのイチゴシャルロットをベースに、パッションフルーツ味にアレンジしてみます。
①ビスキュイ・ア・ラ・キュイエール作り
元々シャルロットケーキは側面にフィンガービスケットを貼り付けて作るらしいけど、市販のフィンガービスケットは固くてカットしたりするのが難しいので、柔らかいスポンジタイプの生地を自作します。
クッキングシートに6×20の長方形を書いて裏返し、生地を絞り出します。
もう1枚のクッキングシートには12cmの円と9cmの円を書いて絞り出す。生地の量はぴったりでした。
両方とも粉糖を2回ふって、200度のオーブンで10分焼きます。
このままラップして冷蔵庫においておきます。
②チョコムース作り
さて、初めて作るムース。こちらのショコラティエKAZUさんのYouTube動画を元にアレンジしました。
本当はミルクチョコのムースとホワイトチョコのムースを作って2層にしようと思ってたんだけど、面倒になって2つを混ぜて1層にすることに(笑)
これを冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めます。
③グラサージュ・パッション
一番上にはパッションゼリーのグラサージュをかけよう。
これを冷蔵庫に入れて2時間ほど冷やし固めます。
④仕上げ(飾り付け)
白と黒のパータグラッセが少し余ってたので、ケーキを冷やし固めてるあいだにこんなことして遊んでみた。
実は昨日、パッション&ミルクチョコのマカロンも作ってました。コロナ明けなのでジム行くのを自粛したからヒマだったのよ。
というわけで、冷やし固めたケーキの上にチョコ細工、マカロン、ミントを乗せて、「光射す方へ走り出そう。パッションフルーツとチョコレートが同じ空の下にいる奇跡のシャルロットケーキ(長い)」のできあがり。
リボンをほどいてカットして食べてみます。
うーん、多分おいしいんだけど、やっぱりムースケーキ苦手だわ(ToT)
一応、お店で売ってるような味ではあるよ。パッションフルーツの酸味とチョコの甘みはとてもよく合うんだけどね。でも1/8カット食べたら満足してしまった。なんとか明後日くらいまでには完食したい。
ケーキの完成度という点では、ビスキュイがやや不揃いでムースが少し漏れたとか細かい反省点はあるんだけど、見た目がカワイイのができたから良しとしよう。ムースじゃなくてガトーショコラみたいなケーキを層にして、バタークリームを塗ってその上からグラサージュをかけるっていうのも可能なのかな?今後の研究課題にしよ。
おわり。