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人や社会との繋がりで思う事②

前回からの続きです。
今回は社会について。

社会との繋がり

精神疾患当事者にとって社会との繋がり方は大きな悩み所です。学校や仕事、その他のコミュニティに参加したいけど体調不良で思うようにいかなかったり、そもそも人に会うのが苦手な人も多いです。
また、参加に向けた社会の成熟度もまだまだ不十分だと感じます。

障害者雇用

私は障害者雇用で働いているので、これを例として話します。
ご存じの方も多いかと思いますが障害者雇用促進法というものがあります。障害者が安定して働ける事を目的とした法律で、企業側に一定の割合の障害者を雇用することを義務付ける法律です。もちろん企業側にもメリットがあり、様々な助成金を受け取ることが出来ます。
しかし対象となるのは障害者手帳を保有した人に限られます。つまり、通常勤務が厳しいにも関わらず手帳を取得出来ない人を雇用することは、企業側にとってメリットが少なく、避けたいという考えになりやすいのです。

私は、精神疾患であっても適材適所で力を発揮することが出来ると考えています。ただし、現在の一般的な勤務体系では厳しい。昨今テレワークが増加したように、多岐にわたる働き方が構築されていくことでより多くの人が活躍でき、社会にとって良い方向に向かうはずです。

求人状況

精神障害者の求人は幅が狭いと感じています。今でもたまに求人情報をチェックしているのですが、事務関係や介護職、工場勤務が多いように思います。
私が就職活動していたのは2年前。オフィスワーク志望で、業種・職種は不問でしたが、届く求人のほとんどが事務系でした。

過去の求人

これも狭き門で、だいたいが経験者に内定が出ます。私が内定したのは唯一の設計求人で、今までやってきた仕事に近いものでした。
受け皿が小さいのも、まだまだ精神疾患に対する理解が足りていないから。今後広く認知され、より多くの場が確立されていって欲しいです。

自分は働けるのか?

現在療養中かつ回復期にある方で今後社会復帰を望む場合、いつになったら働けるのか悩むと思います。一般的には病院で医師に判断してもらうことになりますが、診察でしか顔を合わせない状態で正確な判断をするのは難しい事です。私の場合、復帰を焦って自分をよく見せてしまい復帰を失敗したことがありとても後悔していたりします。

働くことが出来るのか客観的に判断する方法として、リワークデイケア、就労移行支援、障害者職業センターなどがあります。それぞれ性格は異なりますが、今回は説明を省かせてもらいます。ちなみに私自身はリワークと障害者職業センターの経験者です。

このような福祉サービスはあるのですが、満足に数が確保されているかというと、そうでもありません。特に地方では少ないという声をよく聞きます。
自分どのような職場が向いているのか、そもそも働くほど回復しているのか、判断できる場がより多く提供される世の中になってほしいですね。

おわりに

私は人との繋がりも社会との繋がりも、一方だけに配慮を求めるのは現実的ではないと考えています。乱暴な訴えだけでは相手からの反発を生む。
だからと言って我慢し続けるわけではなく、順序立てて誠意をもってアプローチを重ねることで、身の回りから変えていければと思っています。
普段考えていることをダラダラと書いてしまったので、乱雑で読みにくい文章だったと思います。ここまで読んで頂きありがとうございました。

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