クラロワ | 2019年10月10日は、エリクサーゴーレムが登場した日。ボク、悪いゴーレムじゃないよ!
おつかれさまです、kabutomです。
「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の歴史をカジュアルにふりかえるシリーズ企画「 #クラロワ今日は何の日 」。今回は、10月10日です。
【2019年10月10日】は、クラロワにエリクサーゴーレムが登場した日。ボク、悪いゴーレムじゃないよ!
2019年10月10日は、クラロワに新カード「エリクサーゴーレム」が登場した日です。
2019年9月28日のTVロワイヤルでちらっと新カードの登場が予告され、9月30日のアップデートでフライング実装されてしまったり取り消されたりのバタバタをはさみつつ、10月10日開始のチャレンジで正式な先行入手が始まりました。
正式リリースされ、宝箱等からふつうに排出されるようになったのは、翌シーズンが開始する11月4日のことでした。
「シビれる秋」の名にふさわしい衝撃的なデビューでしたよね!
エリクサーゴーレム(Elixir Golem)とは?
エリクサーゴーレムは、3コストのタンク系レア・ユニットです。
1つめの特長は、クラロワ界で唯一3段階変身するところです。同系統のラヴァハウンドやゴーレムですら2段階変身ですから、これはレアです。
エリクサーゴーレム(x1体)
小型エリクサーゴーレム(x2体)
エリクサースライム(x4体)
2つめの特徴は、倒されると相手にエリクサーを与えるという特性です。エリゴレは3コストで召喚できますが、倒されると合計で4コストを相手に与えます。なので、実質7コストのユニットという見方もできますね。
しかし、普通の7コストのユニットと異なるのは、より少ないコストで攻撃の形を組めるので攻撃に有利だということです。反面、攻撃終了後のカウンターが強烈になるので防衛は不利になります。リスクとリターンが強烈!
ゆえに、エリゴレデッキの勝ちゲームは試合終盤にタワーを(下手したらキングまで)一気に折りきっての大勝ちになりがちですし、負けゲームは攻撃が不発に終わって大カウンターを食らってのボロ負けになりがちです。
あまりにあっさり勝ててしまうことから病みつきになるプレイヤーもいれば、あまりにあっさりやられてしまうことから怒り心頭病みがちになるプレイヤーもいたりします。エリゴレほど罪作りなカードは他にありません!
カードの歴史
このカードの歴史を、バランス調整を中心に振り返ってみましょう。(クラロワ攻略メモ Wiki)
2019/10/10 チャレンジ
2019/11/04 リリース
2019/11/04下方修正(HP:-10%)
2019/12/02仕様変更(攻撃速度:1.3秒に統一(全形態に反映。第1形態:2.0s→1.3s、第2形態:1.5s→1.3s、第3形態:1.0s→1.3s)
2020/01/07下方修正(HP:-6%)
2021/11/01 バグ修正(小型ゴーレム・小型エリクサーゴーレム・ラヴァパピィが本体と同じHPでクローンされてしまっている不具合)
2022/08/02リワーク(各形態が撃破されるごとにエリクサーを放出(0-0-4 ⇒ 1-1-2)、ゴーレムのHP:+9%、小型ゴーレムのHP:+6%)
2022/10/04 上方修正(攻撃速度:1.3秒→1.1秒)
エリゴレの歴史でまず押さえるべきは、リリース後3カ月連続の下方修正です。裏を返せば、そうされるほどのぶっ壊れカードでした。厳密に言えば2019年12月のは仕様変更ですが、当時脅威だったスライム(第3形態)の攻撃速度が遅くなったのがポイントなので実質下方修正と見てよいはず。この3連発でもって、どうにか環境が落ち着きました。
もう1つのトピックは、2022年8月のリワークです。エリゴレの肝でもあるエリクサー放出の仕組みに変更が入るのはけっこうな大手術で、開発サイドとしてはもっと劇的な環境変化を期待していたはずですが、やや空振り気味に終わりました。
とは言え、非常にくせが強いカードだけに、強すぎず弱すぎずのちょうど良い落としどころへ着地させるのは本当に難しいよなあと思います。もし好きにリワークしてみていいよと言われても、僕にはうまい対案がロクに思いつきません。バランス調整の担当者に、ちょっと同情。
よく使われているデッキ
現在このカードはどんなデッキで使われているのでしょう?(RoyaleAPI)
2023年現在、エリゴレがもっとも使われていたのはエリポン型でした。1位から4位までほぼ同じ型。ポンプが複数建って、流行りの進化ババやらエリゴレ・ダクネが高回転で襲ってくるとか、悪夢でしかないです、悪夢。
使用率5位は、昔ながらのエリゴレ・ヒーラーデッキでした。右にエリゴレ+ヒーラー、左にエリババ+レイジの左右攻めを簡単に作れちゃうとか、これまた悪夢でしかありません。
少し変わったデッキとしては、使用率10位にエリゴレ・バルーンデッキが入っていました。私自身はあまり当たったことがないデッキですが、終盤までバルーンをひた隠しにされた上でここぞの場面で出されたら、技術的にも精神的にも対応できる気がしません。想像しただけですでに悪夢です。
どれもこれも本当に嫌らしいデッキなのに、いざ自分が使ってみると相手に軽ーくいなされてしまうのはなぜなのか。そこも悪夢と言えば悪夢……
◇
今回はここまで。
それではまた次の「 #クラロワ今日は何の日 」でお会いしましょう!■
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
+ 関連:2019年9月のアップデート
エリクサーゴーレムの実装は、2019年9月30日のパーティーボタンアップデートの一部でもありました。
この2019年9月アプデには、こんな新要素が盛り込まれていました。
協力ボタン→パーティーボタン
新モード:トリプルドラフト
新カード予告:エリクサーゴーレム
タイブレーク導入
クランリーダーの交代システム
クラウンラッシュ、ほか
中でも影響度が大きかったのは、タイブレーク導入でしょう。タワーで決着がつかなかった場合にHPが一番低いタワーの側が負けるシステムのことで、まず1v1マルチ以外に採用され、のちに1v1マルチにも採用されました。
引き分けが当たり前だった時代のクラロワ、思い出せますか?
+ 関連:サービス終了デッキ!?
2020年4月、呪文のヒールがユニットのヒールスピリットに生まれ変わって間もない頃に生まれたのが悪名高き「サービス終了デッキ」です。
語源は、クラッシュ・オブ・クラン(クラクラ)で過去に物議をかもした「サービス終了編成」。意味的には、”これが流行ったら、このゲームはサービス終了しちゃうんじゃないの?”と危機感を感じるほど、簡単で強いデッキ、ということなのだそうです。
その気になるデッキ構成がこちら!
2023年現在ではこのままの8枚で使われるよりも、サブユニットにエリートバーバリアンや限界突破バーバリアン、モンクやスケルトンキングが入っていることが多いです。でも、”核”は今も現役と言ってよいでしょう。
俺たちのサービス終了デッキは永久に不滅、
です?
+ 関連:エリクサーモンスター??
2020年12月の公式ツイートで明らかになったことですが、エリクサーゴーレムは開発当初「エリクサーモンスター」の名で呼ばれていたらしいです。しかも、今とは違うギミックを持つはずだったのだとか。
2017年と言えば、2017年のエイプリルフールに公開された謎の画像の右端に未発表のキャラクターが写りこんでいて、「これは新カードの匂わせなのか?!」と話題になったことを思い出します。いま思えば、あれこそがエリクサーモンスターだったのでしょう!
現在のエリクサーゴーレムの形に落ち着いて世に出たのが2019年10月ですから、ずいぶん紆余曲折を経たというか、難産だったというか、大変な苦労の末に誕生したキャラだったんですねえ。よくぞ産まれてくれた!
エリゴレを見る目がちょっとだけ変わりそう?
+ 関連:当時の紹介動画・記事
▽ドズル
▽けんつめし
▽きおきお
▽ファミ通App
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
+「#クラロワ今日は何の日」とは?
「 #クラロワ今日は何の日 」とは、「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の歴史をカジュアルにふりかえっていく、筆者kabutomの年間企画です。2023年を通して、note・X(Twitter)・Instagramで展開しています。
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