クラロワ | 真夏のエキシビションマッチ(by Gzブレイン)ウォッチレポート | 2019.8.8
『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ アジア」(Clash Royale League Asia, CRL Asia) 2019 は現在オフシーズン中。街を行けば、猛暑と”CRLロス”に侵されたファンがゾンビのように徘徊しているこの夏、皆さまいかがお過ごしでしょうか。そんなわれわれゾンビ、もといCRLファンのもとへ突然の吉報がもたらされたのは、去る7/25のこと。
!?!? 何その素敵イベント! ゾンビが人間に戻った瞬間である。
残念なことに、筆者は現地にも行けず、ライブも都合がつかず、アーカイブ観戦できたのみである。それでいて「レポート」書くなんておこがましいという気持ちも割と大きい。だけれど、感謝の気持ちを表すすべを他に知らないので、せめて感想だけでもと書くことにした。枯れ木も山のにぎわい、の精神。
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Media & Blogs
本イベント「真夏のエキシビジョンマッチ」については、すでにメディアやBlogで良記事が多く世に出ている。そこで、今回のレポートはそれらの紹介から始めることにしたい。
▼主催者(Gzブレイン)でありゲームメディアであるファミ通Appによる記事。現地で取材した【来場者の感想】を後半にたっぷり掲載している。
▼ブロガーもか氏の現地レポート。剛運によって引き当てた特等席からの貴重なショットがたくさん。
▼ブロガーKIB2氏のオンライン観戦レポート。試合内容の記述はどこよりも詳しい。
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Topic. 会いに行けるクラロワリーグ。実現する日は近い?遠い?
2年目に入ったクラロワリーグだけれど、プロリーグの公式戦を生で見る機会やプロ選手たちと生で触れ合える機会は、意外なことにここまで非常に少ない。CRL Asia 2018の日本会場は基本的に撮影スタジオ(客なし)で行われたし、CRL Asia 2019はそもそもが全試合韓国会場開催だ。
少ないがゼロではない、ということで挙げられるだけ挙げてみた。これを見れば、今回のイベント「真夏のエキシビジョンマッチ」がいかに前例がなく貴重な機会だったかお分かりいただけると思う。そしてその大変さも。
主催者であるGzブレインは、耳慣れない方もいるかもしれないがあの「ファミ通」の会社であり、CRL日本チーム「FAV gaming」の母体である会社だ。少し話を脱線すると、FAVというチームは、今年の春には「FAV gaming CUP」を開催して新人選手発掘と絡めるなど、チームの枠を超えてリーグ全体にとってプラスとなる試みをしてきた。CRLファンの1人として、FAVのそういった貢献もきちんと記憶にとどめておきたい。
さて、リーグのビジネス面を考えると、こういったオフイベントにどれだけの集客があるかというのは非常に重要な指標だ。オンライン観戦者数と同じくらいか、それ以上に。オフの集客が多ければ、「クラロワ」を採用するesports大会が日本で増えたり、Supercell社以外が主宰するプロリーグやセミプロリーグといった話も出て来よう。少なければ、そういう話は企画の段階で弾かれてしまうのだ。
また、試合の現場に観客がいることで、リーグのクオリティ自体も影響を受ける。プレイする選手にとってオンラインの同時視聴者10000人より、目の前にいる観客100人の方が緊張するだろうし張り合いも出るだろう。きっとその重圧は選手のプレイを磨き上げる。試合前後の観客への意識やサービス精神にも自然と競争が生まれよう。オンの観客がいることで選手やリーグが変わればその恩恵はオフの観戦者にも及ぶ。マイク越しの歓声ほど興奮するBGM、なくない?
そういった好循環の予兆を今回の「真夏のエキシビジョンマッチ」は感じさせてくれた。集まったファンの数や晴れがましい選手たちの表情を見れば、開催に尽力された関係者の努力は報われたことと思う。そして、この一歩がより大きなステージでの成功(例えば、観戦できる公式戦の常設化)につながってくれることをファンとして願う。■
▼Tweets
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Recap
ここからは、今大会の要約をざっくりと。イベント名は、クラロワ「真夏のエキシビションマッチ」。試合日は2019/8/8、会場は東京・アリオ北砂店 1Fリーフコート。予約不要・入場無料。MC/解説はドズル、実況はトンピ?。
大会ルールは、ほぼCRLと同等。異なるのは、タイムアウトがないこと、監督も選手として登録可能なこと、席に座って試合をすること、ヘッドホン非着用なこと、試合前後に選手インタビューが入ること、ぐらいだろうか。
対戦カードはこちら。DetonatioN Gaming vs GameWith、PONOS vs FAV gamingで1回戦を行い、勝者同士で決勝戦を行う。3位決定戦はない。
大会の試合結果はこの通り。GameWith vs PONOSという宿敵同士とも言えるマッチアップとなった決勝戦を制したPONOSが優勝。2チームのライバル関係に、この日また1つ歴史が書き加えられた。
真剣勝負の中にも、”公式戦ではない”ことを活かしたファンサービスあり、新たな取り組みあり、と”数字には表れにくい魅力”にあふれた大会となった。選手たちも駆け付けたファンも楽しそうだったのが微笑ましくもじつに羨ましいかぎりだ。
▼Player's tweet (PNS)
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Match 1
・第1試合は、DetonatioN Gaming vs GameWith。
・Set1 両チーム2v2主戦ペアの激突。
・Set2 両チームルーキー対決、れいや vs Blossom。先日の「クラロワ新人王決定戦」Match3の再戦でもある。
▼GW
▼DNG
▼Player's tweet (DNG)
Match 2
・第2試合は、PONOS vs FAV gaming。
・先発メンバー発表でサプライズ、まさかのフチ監督! フチ vs けんつめしの公の場での対戦は、2017年の「日本一決定戦 THE FINAL」予選大会Hブロック決勝までさかのぼる。その時はゲームカウント2-0でフチが勝利している。
・Set1 ライキ&天GOD(PNS)は2018S2以来。だに&JACKは初コンビ。
・Set2 フチのBANはもちろんファルチェ。Game1はHP77まで削ったフチをけんつめしが大逆転。Game2はHP59まで削ったけんつめしを今度はフチが大逆転。ネタ的にも試合内容的にも盛り上がる大熱戦。
・Set3 Game2・Game4で元チームメイト対決が実現。親しいからこそ負けたくない。
▼FAV(きたっしゃんは病欠。右端はnichromeアナリスト)
▼PNS(みかん坊やは帰省のため不在)
▼フチ監督出撃シーン
▼Player's tweet (FAV)
Match 3 : Finals
・決勝戦は、GameWith vs PONOS。記憶に新しい2019 S1 Finalsの再現。GWの4th playerはZEROS監督。KOHになれば登場がある?
・Set1 両チーム初解禁ペア対決。新シーズンでも見られるかも?
・Set2 2019 S1 Finals以来のマッチアップ。水を得た魚、観客を得たライキジョーンズ。
・クラロワ「真夏のエキシビションマッチ」優勝は、PONOS!
▼Set1(選手たちの背後にどこか見覚えのあるあやしい人影)
▼Set2
▼表彰式(イトーヨーカドーから5万円の商品券)
▼Player's tweet (GW)
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Youtube Archives
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Information
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Good game !