見出し画像

負ける投資学

投資の本をいくつ読んでも、
相場の動向も分析してみても、
どうして損失は増える一方なのか。
もはや負けのプロである。

同じような悩みを抱える方も
多いのではないだろうか。

そんな妄想がぐるぐると
頭を巡っていると、
ふと何かに気づいた感じがする。

が、すぐ忘れてしまうので、
今の思いをそのまま
書き綴っていくこととにした。

今回も投資勉強編ではなく、
凡人のエッセイかポエムか
なにかだと思ってほしい。

第1部


確実に負ける方法

誰もが勝てる相場と言われる中、
今回もまったく勝てていないので、
逆説的に考えてみることにした。
確実に負ける方法
はなんだろうか。

明らかに割高な株を買うことか。
多くのアナリスト予想と逆張りで
ポジションを持てば負けられるか。

しかし、これには疑問がある。

割高な株が更に上昇したら?
アナリストが予想を外したら?
「確実」に負けられるだろうか?

100%負ける分析ができるとする。
ということは、逆も然りで、
100%勝つ分析もできるはずだ。

そんな分析が不可能なことは、
投資家なら知っているだろう。

そう考えると、確実に負ける
ポジションを持つことも、
かなり難しいのではないだろうか。


相場や銘柄を分析する意味

多くの人が相場分析をする。
確率を高めるためだろうか?

それはそうかもしれない。
負けるポジションにBetしたくない。

しかし、分析が確実でない以上、
確実な「勝ち」や「負け」を
掴むことだってできないはずだ。

分析力を極めて必中させるとしたら、
もはや「神」の領域に近い。
投資の神様と言われる人物でも
「神」になってはいない。

つまり付加価値的な要素はあれど、
これだけでは、結果は確定しない。


究極的な確率で考える

考えを補強する。

相場は究極的に考えてみると、
「上昇」と「下落」の2択だ。
であれば、負ける確率は50%だ。

その次も、その次も50%だ。
極論、じゃんけんと同じだ。

これを繰り返すとすれば、
最終的には±0に収束してしまう。
これは「確実な負け」にならない。

確実に負ける人には
どのようなからくりがあるのか。

確率の矛盾と理由

相場の確率は50%であるのに、
どうして資産は減っていくのか。
本来は勝てもしなければ
負けることもないはずなのに。

だが、これは当たり前な話だ。
確実に負ける方法はないが、
確実な「負け方」がある。

負けるときに、
勝つときの倍以上負けるのだ。

私はそれを実践している。
利確は小さく、損切りは大きく。
だから、気づくと負けている。

損大利小、こつこつどかん。
これで終わったらいつもと同じ。
今回は更に深掘りしていきたい。


投資の心理学

投資心理で有名なプロスペクト理論。
損失回避バイアス。

人は目の前に「利益」があると、
利益を逃すリスクを回避する。
(損失回避のリスク)

逆に、損失に向き合う場面では、
損失を回避しようとする。
(資産を失うリスク)

損失の回避方法はさまざまだが、
まずは、早々に損切りすることだ。

損切りルールを設けること。
これは多くの本にも書いてある。

しかし、人の心理は複雑で、
そう簡単に割り切れない。

もし、含み損がなくなれば、
損失を回避できるかもしれない。
そう考えるのが普通ではないか。

この考えを捨てるのは至難の業。

投資家は多くの期待を持って、
自分のポジションにBetする。

その期待を捨て去ることは、
自分が育てた理念や価値観を
否定することになるのだから。

ある意味、サイコパス的に
切り捨てられるような思考を
持っていないと不可能だ。

私も素早い損切りを心がけた。
しかし、その後で株価が戻ると、
悔しさ後悔が込み上げてくる。

自分の考えは合っていた、
我慢が足りなかった、と。

この感情を消し去ることは困難だ。
そうして思考は迷路に迷い込んだ。


第2部へ続く・・・

#株
#投資
#NISA
#ideco
#オルカン
#ビットコイン
#成長記録
#読書
#日記
#猫

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?