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日経平均の2倍のパフォーマンス実現? 全30記事に渡る株価分析結果を振り返る! 割安株の探し方 vol.31

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 これまでの記事では、2019年9月26日付でスクリーニングを行った22業種105社について、業界分析や株価分析を行ってきました。

 前回の記事(vol.30)をもって一通りの分析が終わりましたので、本記事では過去30記事の振り返りをしたいと思います。

 具体的には、個別で企業分析を行ってきた銘柄について、結果を整理していきます。



①当初(2019年9月26日)のスクリーニング結果のおさらい

 vol.1の記事(2019年9月26日)において、以下の基準で銘柄スクリーニングを行いました。

(1)東証一部上場
(2)予想PERが8倍以下 
※8倍以下の理由はこちら
(3)実績PBRが1倍以下 ※1倍以下の理由はこちら
(4)配当利回りが4%以上 ※配当利回りの注意点はこちら
(5)1単元が100万円以内


 その結果、抽出されたのが以下の銘柄(業種)になります。
※各業種、分析記事へのリンクを貼っておりますので、興味がありましたらご閲覧ください。

 卸売業:27社
 銀行業:15社
 建設業:11社
 不動産業:8社
 化学:8社
 輸送用機器:7社
 機械:6社
 ガラス土石製品:3社
 その他金融業:3社
 鉄鋼:2社
 電気機器:2社
 繊維製品:2社
 金属製品:2社
 石油石炭製品:1社
 非鉄金属:1社
 その他製品:1社
 海運業:1社
 倉庫運輸関連:1社
 証券商品先物:1社
 サービス業:1社
 鉱業:1社
 小売:1社

 全合計:105社


 vol.2の記事からは、一業種ずつ上から順番に分析を行っていき、企業及び株価の分析を行っています。

 一業種ごとに分析を行う中で、より詳細分析を行いたいと考えた銘柄について、個別で記事を作成して分析を行なっています。

 次は、それらの個別分析銘柄についてまとめていきます。



②個別で株価分析を行った銘柄リストと各社の株価上昇率

 以下の銘柄は、個人的に魅力的に思い、個別で株価分析及び会社分析を行っております。

 より詳細の買い検討可能と判断した銘柄は買い検討は不可と判断した銘柄は×と記載しています。

※時価総額は2019年12月5日時点
※株価は2019年9月26日から同年12月5日の推移。ちなみに、この間の日経平均は22,048円→23,300円(+5.7%)です。


【卸売業】(7609)ダイトロン  時価総額196億円
株価:1,379円 → 1,757円(+27.4%)

【銀行業】(8306)三菱UFJフィナンシャルグループ  時価総額7.9兆円
株価:567円 → 584円(+2.9%)

【不動産】(8999)グランディハウス  時価総額146億円
株価:456円 → 475円(+4.1%)

【化学業】(4004)昭和電工  時価総額4,394億円
株価:2,895円 → 2,935円(+1.4%)

【ガラス土石製品】(5391)A&Aマテリアル  時価総額104億円
株価:1,051円 → 1,341円(+27.6%)

【その他金融業】(8591)オリックス  時価総額2.4兆円
株価:1,709円 → 1,837円(+7.5%)

【鉄鋼業】(5410)合同製鐵  時価総額466億円
株価:2,251円 → 2,719円(+20.8%)

【その他製品業】(7987)ナカバヤシ  時価総額173億円
株価:535円 → 602円(+12.5%)

【小売業】(3376)オンリー × 時価総額47億円
株価:826円 → 801円(▲3%)

【鉱業】(1518)三井松島HD × 時価総額156億円
株価:1,231円 → 1,196円(▲2.9%)

【海運業】(9110)NSユナイテッド海運  時価総額548億円
株価:2,385円 → 2,288円(▲4.1%)

【倉庫運輸関連】(9366)サンリツ ○ 時価総額42億円
株価:662円 → 699円(+5.6%)


 買い検討可能(○)と判断した銘柄の平均上昇率は、10.5%なので、同期間の日経平均の約2倍のパフォーマンスとなっております。

 20%以上の上昇率の銘柄12社中3社もありますね。

 短期的なパフォーマンスに一喜一憂するのは危険ではありますが、地道な銘柄スクリーニングが全くの無意味ではないことは、ご理解頂けたと思います。



③買い検討可能(優良銘柄)と評価した銘柄の特徴


 買い検討可能(〇)と判断した銘柄には、おおよそ以下の特徴があります。

⚫︎一株あたり利益及び配当金が堅調に推移している
⚫︎外部要因(米中貿易摩擦など)以外の固有のリスクが少ない or 許容できる


 世界経済の下落に伴い株価が下がってしまうのは、ある程度仕方ないと考えます。

 その上で、各種指標が割安であったり、業績や配当の推移が堅調であったり、固有のリスクが少ない銘柄については買い検討可能と考え、日々の値動きを見ながら買うタイミングを見計らっています。

※ちなみに2019年12月6日現在は、(8306)三菱UFJフィナンシャルグループ(8999)グランディハウスのみ保有しています。



④買い検討不可能(ハイリスク)と評価した銘柄の特徴

 買い検討不可(×)と判断した銘柄には、おおよそ以下の特徴があります。

⚫︎規模が小さい(時価総額100億円以下)
⚫︎一株利益や配当の推移は堅調だが、直近で業績の下方修正を行っている(今後の下方修正リスクがある)

 各種指標は割安ではあるものの、割安である理由が明確であり、リスクが高いと見なした銘柄たちです。

 割安というだけで飛びついてしまう人は、なぜ割安であるかという点について特に注意したほうがいいでしょう。



⑤まとめ

 本記事では、2019年9月26日付でスクリーニングをかけて抽出した銘柄について、過去の記事で行ってきた株価分析の結果のまとめを行いました。

 株価上昇率などを見て頂ければ、銘柄スクリーニングが一定程度の効果を発揮することは多少なりともご理解頂けたのではと思います。

 日々の試行錯誤の中で、スクリーニングの基準を変更したりすることもあるかと思いますが、今後も地道な割安銘柄選定を継続していきたいと考えています。

 次回の記事では、再度銘柄スクリーニングを行い、現時点での割安銘柄たちを抽出していきたいと思います。



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