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どの株を買えばいいの? 割安株の探し方 vol.1

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  ※記事一覧はこちら⇒割安株の探し方シリーズ(記事まとめ)


   私自身が元証券マンということで、周りの友人・知人から「株ってどれを買えばいいの?」と聞かれることが度々あります。

 この問いに一言で答えるのは非常に難しいですが、本記事では私がどのように考え、どのように投資すべき銘柄を探しているかをお伝えしたいと思います。

①どんな株を買えば儲かるの?

 この答えはシンプルに【安く買って、高く売ることができる】株です。
 言い換えると、【買った後に株価が上がる】株となります。

 「それがわからないから苦労しているんだ」という声が聞こえてきそうですが、 探し方は簡単で、主要な指標が割安水準であり、かつ、倒産リスクや業績変動のボラティリティが低い大手企業の株を探せばいいのです。

②どういう基準で銘柄を絞り込めばいいの?

 各種指標の説明及び設定理由の詳細は割愛しますが、私は以下の基準で銘柄スクリーニングを行なっています。

(1)東証一部上場
(2)予想PERが8倍以下
(3)実績PBRが1倍以下
(4)配当利回りが4%以上
(5)1単元が100万円以内

 では、実際にどの程度該当する銘柄があるのか見ていきましょう。

③どんな業種が割安なの?

 ②で挙げた基準で銘柄スクリーニングを行うと、2019年9月26日終値基準では105社が抽出されます。意外と多いと思われるかもしれませんね。
105社を業種別に見ていくと、以下のような内訳になっています。

卸売業:27社
銀行業:15社
建設業:11社
不動産業:8社
化学:8社
輸送用機器:7社
機械:6社
ガラス土石製品:3社
その他金融業:3社
鉄鋼:2社
電気機器:2社
繊維製品:2社
金属製品:2社
石油石炭製品:1社
非鉄金属:1社
その他製品:1社
海運業:1社
倉庫運輸関連:1社
証券商品先物:1社
サービス業:1社
鉱業:1社
小売:1社

全合計:105社

 私自身の基準で単純に考えると、これら105社は全て割安かつ大手企業ということになります。それでは、105社いずれも【買った後に株価が上がる】株と言えるのでしょうか。

④『指標が割安=割安銘柄』ではない

 ③で挙げた業種を見て頂けるとわかるように、上位3業種(卸売業、銀行業、建設業)でほぼ半分を占めています。抽出された企業は業種の偏りがかなり出ており、これはつまり、個別企業ではなく業種全体について各種指標が割安になっていると言えます。

 ただ、いくらなんでもこの情報化社会において、特定の業種全体が割安のまま放置されているとはなかなか考えにくいですよね。
 
 私自身は、業種全体が割安指標になっている場合、何かその業種特有の要因から(現時点では)ネガティブな見方が優勢であると考えています。
 業種特有のリスクが存在する可能性が高いのではないか、ということですね。

 ですので、自分の基準で割安と抽出されたとしても、該当業種がなぜ割安(業績や財務状況に対して株価が低い)なのかを正確に理解し、自分なりのシナリオを持って投資すべきか否かを判断することが重要と考えています。

⑤まとめ

 どの株を買えばいいのかを一言で答えるのは難しいですが、一定の基準の元で指標が割安になっている銘柄を抽出することは可能です。

 ただし、業種特有のリスクなどにより、業種全体がネガティブに見られた結果として各種指標が割安になっている可能性も高いため、抽出結果を元に自分なりに業界分析を行うことが必須となります。

 それでは③で抽出された各業種のうち具体的にどこから分析を始めればよいか。次回の記事に続きます。

次回記事『商社株って買うべき? 割安株の探し方 vol.2』

  ※これまでの記事はこちら⇒割安株の探し方シリーズ(記事まとめ)

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