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【I-029】パパのカミングアウト

もうすぐクリスマスです。

こんな時期に、パパはとんでもないことをカミングアウトしてしまいました。

先日、小6の息子に「サンタクロースは、パパとママだったんだよ」と言ってしまったのです。

息子は、伝える直前までサンタクロースがいることを信じていたようです。小学校でも、周りの友達が色々と言っている中で、「ボクはいると思うよ」と言っていたそうです。

そんな話しも聞いていたので、家内とも相談し、そろそろ事実を伝えておかないと、逆に友達からバカにされたりして、嫌な思いをするかも知れない、ということになり、伝えることにしました。
息子の反応は、「そうなんだ。そうかも知れないとは思っていたけど…」というものでした。家内は泣きながら、「本当は言いたくなかったんだけどね…」と言い、私自身もしんみりしました。

息子は、我々が結婚して9年目にしてようやく授かった、まさに待望の子供でした。不妊治療に時間と費用を費やし、二人で泣いたことも一度や二度ではありません。そんなこともあり、息子には色々とやってあげたいと、親バカ炸裂で子育てしてきました。

クリスマスは、そんな親バカパワーを最大に活かす格好のイベントです。毎年毎年、それとなく欲しいモノを探り、事前に用意し、クリスマスの朝にツリーの前に置いておく…、そんなことを繰り返してきました。

クリスマスの朝は、ビデオカメラを準備してから、息子を起こします。パジャマ姿でツリーの前に急ぐ息子をカメラで追いかけました。プレゼントに気が付き、喜ぶ息子の様子をカメラにおさめることも毎年の恒例になっていました。

そう、昨年のクリスマスまでは…。

今年は特に欲しいモノもないとのこと。何だか寂しいですが、無理して買うこともありません。ケーキでも食べて楽しみましょうかね。

声変わりも始まった息子は、着実に成長しています。
これからは、親バカのトーンは徐々に下げていきます。

息子とのクリスマスの楽しい思い出は、サンタクロースが、我々のために用意してくれたものだったのでしょうね。昔の映像を見ながら、家内とそんな話しをしました…。

サンタクロースさん、ありがとうございました!



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