営業からマーケティングに異動になったけど…
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営業からマーケティングに異動になったけど…

30代~40代で、営業からマーケティング部門に異動になるという方、いらっしゃると思います。Bto Cのメーカーなどで‘あるある’な人事です。しかし、いざ新しい部署へ赴くとかなりの確率で戸惑います。
今までと環境もやることも変わるのですから、それは当たり前ですが…。

日本の会社は、新卒社員へは手厚く研修がありますが、社歴を重ねると、個々の異動の際に、いちいちそれに沿った研修などありません。マーケティングと書いた書籍を買い込んでみるものの、その内容を理解し、実務とシンクロしてくるのは、やはり仕事をしてからになります。

まぁ、多くの人が、異動先の先輩、上司から‘OJT’と称して、何となく仕事の流れを聞いて、部署の雰囲気に慣れていくのです。何となく慣れていくことで、不思議と戸惑いも消えて、何となく仕事をしている感じになります。そう、何となく…。

かくいう私は新卒で、とあるメーカーに就職し、すぐに営業に配属されました。その後4年間を地方の営業所で過ごし、本社のマーケティング部門へ異動後は、マーケティング業務を20数年担当しました。

実は大学は商学部で、ゼミは「マーケティング管理論」という内容でした。なので「大学での専攻は?」とか「大学で何を勉強していたの?」という質問には、「あっ、マーケティングっすね」とちょっと格好つけた感じでいました(苦笑)まぁ、勉強をした風になっている大学生が、小難しい本を数冊読んだところで、マーケティングなぞ理解も習得も出来るはずもありませんし、会社で即戦力として通用するはずもありません。

営業マンとマーケティング担当者の違い

Bto Cのメーカーにおける営業マンとマーケティング担当者の違い
をひとつだけ上げると、それは対象とする顧客の違いです。

Bto Cのメーカーですから、顧客は小売店で自社の商品を買ってくれる消費者です。ただ実際のところ、営業マンにとっての顧客は消費者の手前の小売店のバイヤーや卸会社の仕入れ担当者になっています。

ここが、営業マンとマーケティング担当者との違いです。ここが、戸惑う点なのです。ここを最初に話してくれないので戸惑うのです。モヤモヤしてしまうのです。

もちろんマーケティング担当者にとっても、小売のバイヤーや卸の仕入れ担当者は大事なお客さんではありますが、製品の企画をしたり、プロモーションの計画を立てる際に想定するのは、最終的な消費者になります。

バイヤーや仕入れ担当の意見ももちろん重要な意見ですが、最終的に判断する基準は、全て消費者におかなければなりません。この感覚が切り替えられないとマーケティング担当になるのは難しいです。

営業経験が長いほど、流通の意見を尊重しがちになりますが、マーケティング担当者は、もっと俯瞰した広い視点で考えなければなりません。

日本は、長い間「就職」ならぬ「就社」文化です。その企業に就職したら、ジョブローテーションという格好良い響きによって、様々な部署に配置替えされます。それに伴い転勤という悪習にもさらされます。家を買ったとたんに単身赴任、という洒落にならない状況も普通に存在します。これは「就社」ならではの慣習です。海外は文字通り「就職」です。マーケティングならマーケティング職を一生貫きます。まぁ、そうでなければスキルもくそもありません。

日本でもコロナウィルスにより、働き方が大きく変わってきています。従来の「就社」がしっくりくるタイプの方は、これから厳しくなるのではないでしょうか。自分はこれが得意、これを活かして働いてくということがより重要になっていくことでしょう。

営業とマーケティング部門の架け橋に

社歴を重ねてマーケティング担当になったあなたは、戸惑いついでに、是非営業とマーケティング部門の架け橋になってください。営業マンの気持ちが分かるマーケティング担当者ということです。ベテラン営業マンからも「わかっているじゃないか…」と一目置かれるようになります。

マーケティング担当者をよく思っていない営業マンは多いです。
まぁ、そうでしょうね。常に上からプレゼンされて、「さぁ、売って来て下さい」と言わんばかりに見えてしまいますから。
プレゼンするのが入社2~3年の若手で、聞く側が、ベテランの営業マンだったりすると、一層わかりやすくなります。質問のあたりも強くなります(苦笑)そして「そうは言うけど、お前現場を分かってないねぇ」というボヤキに集約されることになります。

営業の得意先は色々あります。提案されたプロモーション内容と相性が良い得意先もあれば、よくない得意先もあります。‘よくない’得意先を担当する営業マンは、徹底的にボヤキます。

優秀な営業マンは、与えられた情報に自分でプラスし、アレンジして立ち回りますが、まぁ、世の中そうでない人の方が多いので、必然的にボヤキが多くなります。

こういう空気感を調和出来るのは、営業経験があるマーケティング担当者なのです。ボヤくおじさんも、そんなあなたにすがるように「お前なら分かると思うけどさぁ…」と前置きをつけて話してくるはずです。‘こっち側(営業側)の人間’としてみるので、ここは上手く味方につけるべきです。

マーケティングの仕事は、全体を俯瞰した内容になるので、地域や顧客の特性を全て反映することはもちろん難しいです。そこを補完するのが営業の仕事になります。マーケティングの効果が最大限になるように、営業マンとマーケッターは連携しなければなりません。

営業から見れば、現場を見ようとする姿勢がある担当者は好意を持たれます。営業と一緒に現場に足を運び、得意先の要望を取り入れるような動きが出来ればさらに良いでしょう。周りの意見をきちんと聞き入れ、営業マンとも密なコミュニケーションを取ることが出来れば、もう完璧です。

さらに相手の側に立って考えることが出来るようになると、人としても1ランク上がるのではないでしょうか。これは相手を思いやるということなので、仕事ではもちろん、それ以外の日常の様々な場面でもとても大事になります。

営業からマーケティングへの異動は、理にかなった人事なので、そうなった方は、誇りを持って是非頑張ってください。





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キャラクターマーケティングオフィス合同会社の代表のnoteです。 昭和の東京の風景と当時の世相風俗に興味があります。 1960年代生まれとして、昭和のカルチャーを後世に伝えたいと思っています。