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ご近所天使物語

雨。
全てが億劫になってしまう。
僕は小学生の息子と保育園に通う娘を自転車で週3日は迎えに行く生活を送っている。

晴れてる日はなんてことないお迎えも雨の日だと途端に億劫になる。
そんな雨の日に天使が舞い降りた。
シータが空から降って来た時のパズーの気持ちが今ならわかる。
そっと受け止めたい天使の名前は
ご近所さん。

天使は突然現れた。ラブストーリーよりも突然に現れた。
僕がずぶ濡れになって学童に着いた時、ちょうど車で息子さんを迎えに来ていた。

「あら!自転車?息子さん、乗せていこうか?」
という天使の歌声がきこえてきた。
最高の讃美歌が聞こえる。

「え!いんですか!ありがとうございます!めっちゃ助かりますぅぅぅ!!!!!!」
僕は一瞬も遠慮することなく、答える。

「妹ちゃんは?息子が前に行ってた保育園だし、場所わかるからお迎え行ってあげようか?」
またもや讃美歌が聞こえた。
もはや眩しく輝いて見えない。

「え!いいんですか!ありがとうございます!保育園電話しておきます!神様!!」
僕は即答した。

あぁ、本当に最高だ。ありがとう。
神様のような天使のような優しさに触れ、昨日は難なくお迎えが完了した。
家で待っているだけで子供が帰ってくる。
ウーバーお迎え。最高。

ご近所さん、ご近所付き合いって疎まれたり、面倒だったりして最近はなくなって来ているのかもしれないけれど、

「困った時に助け合える関係」を築いておくのってとっても大切だなぁと思った。

ありがとう。シータ。

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