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バッターボックスで聞こえる母の声

先日、TwitterのTLを賑わせていた、こちらの動画を見てウルっと来ちゃったよ。

僕は小学校低学年から野球を始めました。
少年野球は毎週土日に練習や試合があって、それこそ本当に休みなく野球に明け暮れた日々でした。土日に遊んだ記憶はほぼ、ない。
土曜日は学校があったから帰って来てからククレカレーを食べて練習に行ったのを覚えている。うちは共働きだったから小学校高学年になった頃には自分でお昼作って食べて練習行ってたな。
そしていつも水筒の中身はアクエリアスだった。ポカリじゃなかったのを覚えている。

日曜日の試合の度に両親は見に来てくれていた。
本当に毎週だ。毎週毎週、折り畳みできる椅子を持って、応援してくれてた。
バッターボックスに立つと母親の声が一際、よく聞こえるものだ。
不思議なものだ。

そして時は経ち、社会人になったある日。
「お前が野球をやってて、それを毎週見に行ってたあの頃が一番楽しかったなぁ」

そんなことをぼやっといつの日か言われたのを覚えている。

僕もいつか、子供達が何かに打ち込んだり頑張ったりするのを応援することが、とても幸せで楽しい時間になるんだろうなぁと思うと、今からとても楽しみだ。



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