「私の履歴書」王貞治～読む本に困ったら見よ～

先日に続き、私は元野球選手の著書を読んだ。王貞治さんの｢私の履歴書｣である。
王貞治さんに関しては誰もが存じているであろうが詳細についてはかたることができないのではないだろうか。
やはり、本は質が良い。
私は以前から868本もホームランを打てる選手の練習方法を知りたくてうずうずしていた。
｢王貞治練習法｣や｢王貞治野球哲学｣などとYouTubeやGoogleで検索してみたものの参考になりそうなものは少ししか存在していなかった。

これは参考になりそうとはいいながら、この動画からグラウンドを20～30周していたという事実がわかるであろうか。いや、わからない。まあ、この動画を観ていたからこそ｢私の履歴書｣を想像力を働かせながら読むことができたのかもしれない。(素振りだけではなく、ランニングに取り組むことで下半身強化を図っていたそうだ)
私が先日読んだ「落合博満バッティングの理屈」には、このようなことが記されていた。｢科学的な練習だけではなく、非科学的な練習も必要｣
これには感動させられると同時に、このような着想をも私にもたらせてくれた。
｢科学的な練習で時間を効率的に使う。そして浮いた時間を非科学的な練習に使う｣

もっと遠くへ

もっと遠くへ　私の履歴書　（日本経済新聞出版）