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アルゼンチンに心酔している話。

ピー。

試合終了のホイッスルだ。


1週間ほど前、アルゼンチン代表は負けた。

この敗戦を予測できたのは、この世界に何人いるのだろうか。

もし予測できていたのなら教えてくれ。

多分あなたは"相卜命"なのだろうから。

その豊満なボディで僕を…。僕のっ…。

すまない。少し乱れてしまった。


サウジアラビアのハイライン&ハイプレスに、アルゼンチンは有効な手を打つことができなかった。

メンバーのほとんどがW杯初出場で、初戦ということもあり硬さが見えた。

W杯の独特な雰囲気は、多くの選手を飲み込むらしい。

メッシも随所でテクニックを見せたが、1人で打開するのは難しかった。


初めてアルゼンチン代表と出会ったのは、2010年の南アフリカW杯。

メッシの個人技もさることながら、ファイティングスピリットを全面に出すサッカーに魅力を感じた。

ドイツに負けたときは、顔を上げられなかった。

録画していたビデオテープは、その試合だけ2度と巻き戻されることはなかった。

それからも応援を続けていたが、毎回優勝国に敗れた。

その度にテンションはどん底まで下がり、ついにサウジアラビア戦の敗退は、吐き気を催す段階まできた。

まるで彼女のようだなんて思う。

僕は嫉妬しいだから、他の男の子と話す彼女を見ると、心臓が飛び出そうになる。

そんな姿を隠すことにいつも一生懸命だった。

この話はちょうど5年前。

今は嫉妬する相手すらいないのだから、僕の心はいつも穏やかだ。

「今までこんな俺を、この鬼の血を引く俺を……。愛してくれてありがとう。」

エースのように、こんなことを言える相手を見つけたいですね。

鬼の血は引いていませんが。


今大会のアルゼンチン代表の前評判は、どの出場国よりも高く、36戦無敗を継続中だった。

アルゼンチンやメッシのファンは今回こそはと期待が高かっただけに、初戦の敗戦は予想外だった。

しかし、次のメキシコ戦はメッシのゴールもあり、2−0で勝利しグループ突破に望みをつなげた。

過去を振り返ると、初戦で負けたチームがグループリーグを突破できる確率は11%、優勝したのは2010年南アフリカW杯のスペインのみ。*1

狭き門ではあるが、夢と希望を持って今夜行われる試合を応援しよう。


「俺は!!!!  弱いっ!!!!」

負けを知った男は強くなるものです。

最近ワンピースを読み返していたのですが、魚人島あたりで手が止まってしまいました。

ワンピースのように、また思い返したくなるような戦いを、今大会のアルゼンチン代表には期待しています。

お後がよろしいようで。


*1.32カ国出場、上位2チームが決勝T進出となった1998年フランスW杯以降






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