星読道

母に愛を乞う事ができなかった私は、いつしか空を仰ぎ見ることで寂しい心を慰める様になりま…

星読道

母に愛を乞う事ができなかった私は、いつしか空を仰ぎ見ることで寂しい心を慰める様になりました。今は自分が母になり、我が子を愛する事で愛の追認を経験しました。愛は教えられなければ解らないと師は仰います。愛を受け取れなかったあなたに、星からの愛のメッセージを届けるのが私のお役です。

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『人はいつからでも生まれ変われる。』

ヒトとの出逢いはとても不思議なもの。あなたも経験したことがあるでしょう?それは他人との間に感じる時もあるけど、血縁関係にも感じる時があるのよね。むしろそちらの方が濃くて深くてある意味辛い。少なくともわたしはそうだった。なんでここに生まれちゃったかなぁ...なんてね。 色々な困難を抱えてカウンセリングルームにいらっしゃるクライエント様たちの中にも、血縁関係に苦しんでいる人が非常に多い。または生育段階の経験に起因する何らかの痛みに耐え続けた結果、痛みに慣れてしまったり...他人

    • 愛とは結果

      2023年も既に2ヶ月が過ぎようとしている。 わたしの住む山は、例年にない低温と連日の降雪に見舞われた。長くここに住んでいる方々も「10年振りの雪の量だ」と一様に驚いていらっしゃる。 寒冷地仕様ではないわたしの車はもう数日間動かせず、車の屋根の上の雪も溶けずに積もったまま。標高642mの山の中腹に引っ越してひと月半。よその地域の降雪ニュースを見ては雪降ってほしーい!などと無邪気に呟く温暖な静岡で育ったわたしが、この歳になって雪降る山に住むことになるなんて…。 人生何があるか本

      • 小惑星とマルドゥクの足掻き

        今 マドモアゼル愛塾で小惑星が話題沸騰中である。実はこんな軽々しい表現も申し訳ないほど、愛先生の小惑星についての考察は占星術界においても私たちの人生における影響を考えても、重大で重要な提唱なのだ。 この小惑星をつくった(というかティアマトという女神をマルドゥクというおっかない男神が殺し切り裂いて、その死体を地球と4つの小惑星を造る材料にしたのだという)マルドゥクがなんとも憎たらしいキャラクターで登場してくる。調べてみると、神話の中でもその残虐な感じは存分に発揮されていて、帯同

        • 人生を四季に喩えたら

          初秋の鞍馬を訪ねた。大学生になり離れて暮らす次男が所用で帰省し、突然貴船神社に行きたいと言いだすのでお付き添い。 叡電で行く山道は、夏の名残の目に鮮やかな緑の森の中に、少し色づき始めた紅葉があった。シルクのような花弁の秋明菊やベゴニア、美しい秋の自然が出迎えてくれた。 急に気温が下がり朝晩冷え込むようになった京都・奈良。来週にはもっと紅くなるんだろうな.…。 わたしは星を読む仕事をしている。ホロスコープは幾つもの基本法則の重なり合いとそれぞれの星の配置や角度から複層的にリー

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        『人はいつからでも生まれ変われる。』

          4:56 7月16日記

          今朝ふと氣がついた。 いつの間にか日の出時間は4:56になっていた.…。 つい先日まで3:30には明るかったのに。 それが今朝の驚き。いつも玄関のドア真ん中のガラス部分のところに朝が透けて見える。明けていくスピードってとても早くて、月は名残惜しそうに沈んで行き、太陽は急いで顔を出そうする。 魔法を消そうとしているのだと思うわ、月のね。 いきものが眠っている間に。わたしたちが月光を浴びないように急いで朝の光のお支度をしてくれている。 昨夜離島に住む友人から電話が来た。 腰が痛い

          4:56 7月16日記

          Autumn night sky

          今夜 生駒山は一氣に秋の夜になった。 昨夜までは蒸し暑くてクーラーをつけて寝ていたのに、今夜は窓を開けていたら寒いくらい。 現在気温は19度。ここに来て嬉しいのはこの、晩夏と初秋のあいだ、暑さからホッとひと息つける涼風吹くこの季節の心地よさだ。 奈良の本当の秋は、あっという間に深まってしまう。肌にサラサラと心地よい短いひとときを愉しむのももう3回目。早いな、時の経つのは。 今 太陽は乙女座にある。さまざまな暮らしの上や人生の道の上、雑然としたものやコト。手放すべきを手放し、

          Autumn night sky

          『the postman of NAGASAKI』

          静岡時代 竹活動(放任竹林の整備や富士山プラットフォームの活動をされている)で出会った田中さんから情報を貰った『長崎の郵便配達』映画化のお話し。 わたしが奈良への移住を決行し、そしてcovit-19が大騒動になった2020年、既にフライヤーは出来上がっていて、監督は田中さんを通じわたしの元にも送って下さった。あれから約2年。公開予定が随分伸びた裏には様々な困難や出来事があり、それらを経ての8/5だと想像できた。わたしも何かとても待ち遠しい2年だった。最初のフライヤーは友人た

          『the postman of NAGASAKI』

          夏至まであと15日

          今年ももう今日まで来てしまった。 毎年言ってること変わんないんだけど... あぁ…半年過ぎたのね。 極寒だった冬。何度も雪が降った。 桜は天候が安定していたから花期が長くて嬉しかった。筍は表年。自然の恵みをたくさん戴いた。そしてあっという間に生まれ月へ…。 緑滴る皐月を越えすぐそこで梅雨が待っている。 そう、夏至が来るとわたしの夏は終わる。 だって、その日からまた冬至まで刻一刻と太陽の寿命は短くなり続けるでしょう? そしてわたしは寂しくなる。 眩しすぎる太陽や世界がほとばしる

          夏至まであと15日

          Deep river

          こどもの時から本が大好きだったわたしだけど、多くの著名な作家の作品に対しての特別な興味はなかった。 読みたいときに読みたいものを読むだけ。 その時々の気分で…要するに欲するままに手あたり次第読み漁っていた。 ある日の寝る前のほんのひと時、布団の中でSNSをチェックしていた。 ページを繰っているとぽんっと、遠藤周作の言葉集が上がってきた。 意識したこともなかったその作家の言葉が、その時の私へのメッセージだと認識した。 「自分が弱虫であり その弱さは芯の芯まで自分に付きまとっ

          苦手なもの

          今 施術室の窓を開け放している。数日降り続いた雨がようやく上がり、夕刻に近づくにつれ空氣も乾いてきた。部屋の湿度はMAXべたべたな感じ。このままじゃ氣分が悪くなりそうだったから、少し冷たく感じる風も嬉しい自然の恵みだ。 外の様子も聴こえる。家路を急ぐ足音。近くの田圃の蛙たちの声。そしてその中に際立つ音が…。 幼いこどもの金切り声だ…。 「もぉ〜ヤーダー!」 「やめてー!いかないー!」 同伴者のおとなにめっちゃ抵抗してる言葉がハッキリ聴こえてくる。そしてそれは泣き声を伴ってい

          苦手なもの

          梅干しを携えて...

          静岡から、わたしが勝手に姉と慕っている姉妹が訪ねてきてくれた。上の姉は梅干しを携えて。下の姉は英語レッスンを携えて.…。 わたしの大好きなものと今学びたいことを姉妹で叶えようとはるばる400kmを移動してきてくれるその氣持ちが有難くて嬉しくて。 わたしは長女だから、守る立場ではあっても守られたという感覚はなかった。50歳を超えて、今ようやく、好意に甘えるということを受け入れられるようになった。 ネバナラヌ・コウアルベキダという見えない呪縛にがんじがらめだった若いころ。辛かっ

          梅干しを携えて...

          ひまわり

          随分長くここに書き込まなかった。 その間にいつのまにか春が来ていて、桜も満開を通り越した。 今年の春は心が冷えていて、素直に季節を楽しむ氣持ちになれずにいた。このうららかな春の裏側で、理不尽な争いに巻き込まれて命を奪われている人たちがいる。 その争いが意義を持つものであっても(いや争いに意義はないと思うけど)、大切な世界の流れの転換期を担うものであっても、血を流し命を落とす人がいて、その死を嘆き悲しむ人がいる。それを思うとわたしの身体の芯の方が冷たくなって笑顔が出なくなる.…

          ひまわり

          星読みの話

          鑑定依頼者から、出生時間がわからないというメッセージ。その方に返信したのが以下の文。 「不思議なもので、臍の緒や母子手帳が自分の手元にない方も多いんです。 そして星読みがしたくなったタイミングで、生家に探しに行ったりお母様やお父様に聴きに行ったり、いろいろな方法で自分の出生時間を探す旅に出るのです。 普段は疎遠にしていた親子だったり、近くにいても改めてゆっくりと話し時間を取らないできた親子も、星読みがきっかけで仕方なく(笑)・勇気を出して・照れながら....さまざまな感情を

          星読みの話

          今日は節分

          2月3日 節分。新しい年はここから始まる。 2月1日から短期ファスティングをしている。なんとなく色々浄化したいから。これ始める前は家のお片付けでだいぶ捨てた。ここ数ヶ月重ねた暴飲暴食も一旦リセットしたくて、ただいま2日目が終わり3日目に突入した。だいたいいつも2日目が終わる頃には眠くなるのと身体が軽くなることを感じる。 太陽牡牛座のわたしは美味しいものが大好き。つくるのも食べるのも。野菜の色の美しさ、小さな芽やふたばの可愛らしさに幸せを感じる。でもファスティングの時は全然

          今日は節分

          看取り②

          伯母の自宅を引き払い、介護施設に入所した。なかなか見つからなくて、退院予定日から1ヶ月延長入院の末の老健への入所だった。まだあの頃は認知症も始まったばかり。精神生活も身体的能力も年齢相応の若さがあった。週に2度ほど、洗濯物を届けたり面会をするために施設に通った。ダブルケアという言葉が流行った時期に、5歳の娘を連れての介護。まさにダブルケアを体験していた。週に2回はすぐにやってくる。洗濯物を届け終わりホッとして家に帰ると、あっという間にまた次の面会日がやってくる。追われるとはこ

          看取り②

          看取り

          1月18日、17時38分携帯電話が鳴った。介護施設からの連絡だった。入所中の伯母の容体がおもわしくないと言う内容だった。「お住まいが遠いから、もしもの時に間に合わないといけないと思いまして。」看護師の言葉にいよいよだなと心がきゅっと締め付けられた。急いでキャリーケースに数日分の着替えを用意し、新幹線のチケットを予約した。 故郷の町外れにある介護施設に伯母を預けて移住してきた私。伯母は父の姉にあたる。彼女は20歳の時、一回り以上も年上の旦那さんに恋をし、両親の反対を押し切って