見出し画像

観た映画を文章でレビューする ③「戦場のピアニスト」

どうも。
Kabaddiです。

今夜も、映画レビュー記事です。
出来るだけネタバレだとか、そういうことは無いように書いていますので、気になった方は是非ご覧ください。
全てAmazonプライム・ビデオにあります。

戦場のピアニスト

《Amazonプライム・ビデオ説明文》
最優秀作品賞を含む7つのアカデミー賞にノミネートされ、3位の受賞者であるピアニストは、輝かしいピアニストと作曲家の実生活物語でオスカー賞を受賞したエイドリアン·ブロディを主演し、第二次世界大戦の開戦により、彼の有望な経歴が中断されるまで最も高く評価された若いミュージシャン。この強力で最終的には勝利を収めた映画は、シュピルマンの英雄的で感動的な生き残りの旅に続く。彼は同情的なドイツ人将校(トマス·クレッシュマン)の助けを借りた。希望の力と人間の精神の弾力性の両方を証言する、記憶に残る叙事詩「ピアニスト」は、彼の最も個人的な映画の中で、先見の明のある映画作家、ロマン·ポランスキーによって生き延びる奇跡的な生き残り物語だ。

戦争というものが何を破壊し、何を奪い、そして人間にあるべき尊厳はいかにして守られるか。
それは戦争に限らず、今この状況も同じかもしれない。

観ながらそんなことを思っていました。

単なる戦争映画ではなく、ドキュメンタリータッチではありながら、焦点は人間に合っている。

シュピルマンの目から見た戦争を克明に描くことで、その惨憺さ、戦争というものの愚かさを改めて感じさせてくれた。

映画そのものとしての表現だと、ピアノやバックグラウンドミュージックが流れる場面と、完全に無音の場面の使い分けによる緊張感や絶望感、焦燥感の演出に魂を感じました。

そして、
劇中、隠れ家に砲弾が打ち込まれた時に、シュピルマンの耳がキーン…となっているという表現が用いられていることで、

「この映画のBGMは全てシュピルマンの中で鳴っているものだけなのか」

ということに気がつきました。

ピアニストから見た戦争。
誰の目から見たって戦争は愚かで、役立たずの方法論の塊ではあるけれど、

その中で敵であったはずのドイツ兵に助けられながら生きたシュピルマン。

その姿に、今一度、人類同士の関係性を考え直す時だと強く感じました。

今こそ多くの人が観るべき作品です。

今夜はこの辺で。

Twitter:https://twitter.com/KabadieCarolan 2019年9月より毎日更新継続中。日常の何かを切り取って考察や分析をしてみたり、提言したりしています。よければ読んで、よければスキを押して、フォローしてリアクションメッセージをご確認ください。