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コンサルは事業会社の経企を目指すべきではない

事業会社の経企は花形ではない?

コンサルから事業会社への転職を検討する人はかなり多いと思うが、多くの場合が経営企画や事業企画等のバックオフィス系の仕事につくことが多いと思う。
これはコンサル会社が対面するのがそのような企画セクションの人が多い事に加え、多くの事業会社に事業企画を専門に検討するタイプの人が少ないというのはひとつの答えだ。

それに加えて、新たに理解しておいた方が良い事がある。多くの事業会社の優秀人材は企画等のバックオフィス部門に配置されない・しない事が多い。(一部、銀行等を除く)
多くの大企業は既に回る仕組みができており、そしてその中で最も収益を生み出せる部門に多くのリソースを投入するのである。実際、私がいた日系大企業でもバックオフィス部門はフロント部門よりもプレッシャーが少ないため、総務とならんでメンタル的に疲弊されている人が集まる部署であった。
また歴代社長を見ても、多くの会社が営業や開発畑の長い人材が担っている事が多いと思う。(最後に少し企画部門を統括する事はあるが。。)
そのような事を考えると、コンサルから事業会社の経企に行くのは本当にその事業会社の事業にコミットする気があるのなら勿体ない気がしている。

コンサルからGMを目指すキャリアの作り方は?

そういう意味では私は管理系ではないビジネスマンとしてのキャリア形成においては好きな事業領域を決めた上で、その領域におけるGMや社長、COOを目指すようなキャリア形成が良いのではないかと思っている。(私も目下鍛えている最中ですが。。)
それを実現するためには経企や戦略企画のような企画キャリアではなく、BizDevや営業等、ビジネスサイドでのケイパとそのような場面におけるリーダーシップの形成が必要だと思う。

特にコンサル等のプロファームにいると、みんなモチベーションが高い中で、メンバーの鬼づめも出来て、多様な人のマネジメントという観点では経験値として不足している部分がある。(勿論クライアントとのプロジェクトマネジメント等は可能だが)そのような部分をどうにかして、獲得していくのが成功への道筋だと思っている。

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