番外編 リバーシブルスカート その2
昨年作ったリバーシブルスカートは叔母のお気に入り服となりました。
ただ、気になるところがひとつ。前身頃と後身頃を同じパターンで、2枚はぎのスカートにしたのですが、まぁ例によって前後など気にしない叔母のこと。脇を前後にして着ていることもあり、裾が跳ね上がって、不格好に見えます。
そこで、今回は4枚はぎのパターンにして、より円筒形に近づけてみました。こうすれば、ズボラな着方をしても、裾が綺麗に見えるはず....!
柄あわせに気をつければ、はぎめもそれほど気になりません。
こちらは春になったら着てもらおうと思って、薄手のギンガムチェックにジャガードを合わせたもの。いずれも木綿で、さらっとした肌触りです。
こちらは明日からでも着てもらえる冬用。薄手のコーデュロイに、綿麻のワッシャーを合わせて、ふんわり暖かくなるようにしました。
スモーキーなピンクに、茶のストライプの組み合わせがお気に入り。
どちらも、ちょうど裁断が終わった時に届いた、デンマーク土産のワッペンをつけました。ここに羽を休めるために我が家に来たのね!と思うくらいぴったり。
(こんな素敵なスカート着てるおばあちゃん、なかなかいないよ〜? どや。)と、遠くの叔母につぶやきます。
思いがけず素敵な素材に出会ったり、思いがけない組み合わせに感激したり、出来上がったものを喜ぶ誰かの顔が見られたり。だから、好きなんだな、縫い物が。