医療クラークとは

医療クラークは医師が行う事務的作業をサポートするスタッフです。

厚生労働省は、医療クラークについて「書類作成(診断書や主治医意見書等の作成)等の医療関係事務を処理する事務職員」と説明していますが、公的な定義はありません。

そのため、医療クラークという名称は、診療報酬の施設基準に定められている「医師事務作業補助者」の別称として使われることが多くあります。

医療クラークは、これまでは病院での導入がほとんどでしたが、実務者の配置でさまざまな効果が得られており、最近ではクリニックでも活用されるケースが増えつつあります。

主な業務は、電子カルテ代行入力、診断書、主治医意見書等の文書作成補助が挙げられます。電子カルテ入力では医師が発する理学所見、画像所見は勿論のこと、SOAPをベースに医師が患者さんと話している内容を医療用語に変換して端的に記載していきます。処方薬に関しても用法用量、薬剤の種類把握しながら打ち込んでいきます(最後には医師に全て確認していただきます)※ちなみにコスト入力も私たちがやっています

しかし、当施設ではそれ以外にも看護業務サポートもクラークが行っています。
例えば注射介助や手術決定時の準備(内科疾患確認、手術看護師・医師との連携など)など様々な業務を携わってきました(勿論業務範囲を超えない範囲で)

ここまでの業務を行ってくると、医師が何を求めているのか、どういう考えなのか、患者さんの伝えたいことは何か、レントゲン・MRI・CTの読影または看護業務の知識が身に付いてきました。

医師も1人ではなく、関節や脊椎部位毎に医師が専門的にいるので、それぞれの考え方が吸収できます。

そんな医療クラークは覚えることはかなりたくさんあり大変な一面もありましたが、自分にとってスキルアップが見込めた場所でした。


KAMI

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