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トポロジのスライス化って何?②

5Gといえば低遅延ということで色々なユースケースに利用できますよね。
ユースケースの中で自動運転等もありますが、たまたまどこかの記事で5Gの遠隔手術についてという話があったので、そもそも実用段階なのか何が難しいのか気になったので調べてみました。

というところで、まずは医療ロボットで有名などころを調べてみました。
世界No.1実績のダビンチ(da vinci surgical system)というのが有名な医療ロボットだそうです。
実はこのロボットドクターXで大門道子と戦ってたりもします。


さて、皆さん手術で難しいことは何だと思いますか?

患者の気持ちをとかいろいろあると思いますが、実は医師のオペ時の負担があります。

ドラマでは大門未知子が「私、失敗しないので」という強気なセリフとゴッドハンドでダビンチを超えた手腕を見せてましたが、現実ではそんな人はごくわずかです。

例えば、胃がんの手術をしていたとします。
ダビンチのような機械がない時、どのように手術をしていたかというと以下のようなイメージだそうです。

・まず手術する箇所までおなかを切開する
・手術者、助手、スコピストの3人で分業して手術を実施
・数時間単位で慎重に作業する・・・(疲労や緊張で手が震えたりするそうです)

スコピストとは、カメラで手術箇所映してくれる人ですね。
胃カメラ飲むときのカメラ操作してくれる人みたいな感じでしょうか。

さて、これがダビンチを使うとどうなるかというと・・・

・手術箇所は数か所の穴をあけるのみ(患者への負担が少ない)
・術者一人で対応が可能
・モニターアームが手振れ補正してくれる

なるほど、これは楽そう・・・

ただ、アームの鉗子(手術用具のはさみのような奴)がたりない時とか費用が高額とか触覚がないので操作感の慣れが必要等々の弱点もあるそうです。

ロボットのアーム操作どうやってるのかなと思ってみてみると、手でつまみを触って操作しているようです。

これは熟練するのも結構かかりそう。
リモートでやるとなると操作するアームも変わるのかなとかも思っちゃいました。

この状態で遠隔操作するとしたら、この操作部分を遠隔に置くことになるのでつまみ、映像とロボットアーム、実画像の遅延が重用しされそうです。

後は費用の問題でしょうか。
2018年の実績データとしてアメリカ約3000台、ヨーロッパ800台、アジア600台となり、世界で見てもそれほど台数がなさそう。
1台3億するというのもあるのでしょうが、少し少ない印象がありました。

こう見ると、遠隔手術する前に、ロボットで手術する土台がないので遠隔手術までの道がかなり遠いのだろうなと思ってしまいました。

5Gの遠隔手術実証事例もちらっと見てみたのですが、それは長くなるので次回に。

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