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カシマで始まりカシマで終わる

11月20日土曜日 大分トリニータは4年ぶりに戦いの舞台をJ2へ移すことになりました。
昨シーズン、コロナウイルスの影響でイレギュラーなシーズンを過ごし、降格なし昇格ありの措置をとったJ1リーグは今シーズン20チーム4チーム自動降格という非常に残酷なレギュレーションになりました。
我らが大分トリニータは今日鹿島アントラーズと引き分けたため2試合を残して17位以下が確定、J2降格が決まりました。




悔しい。やり切れない。
元々主力がごっそり抜け、開始から厳しいシーズンではあったが、夏の移籍期間の補強でもクラウドファンディングでも、チームに勢いもたらすことができぬまま。エンジンがかかるのをいつかいつかと待ち続けていたらここまできてしまった感じ。
ただ、覚悟はその都度していたので切り替えに時間がかかることはないだろう。今夜だけは枕を濡らして寝ることにする。

今日の話をすれば、大学のゼミの関係で試合開始30分からzoomで打ち合わせをしていた。これが約1時間かかったので、ほぼ試合に関わることができなかった。無音で流し続けていて、チラチラと見ていたのだけどあまり試合内容を覚えていない。これがまた悔しい。大一番で力になれなかった気がして、日程の噛み合わせの悪さに憤りを感じた。

それにしてもサッカーの神様は皮肉上手で、2年前J1に上がってきたことをこれでもかと僕らに見せつけてくれた県立カシマサッカースタジアムでの降格決定は僕らの感情を揺さぶるにはあまりに十分な設定と舞台であった。

最後、インタビューから帰ってきた高木キャプテンのサポーターに向けた小さな「ごめん」と、顔を真っ赤にし、怒りと悲しみが混じった涙を流しているサポーターが高木に吠えているシーンを見た時は流石に涙が溢れ出た。この文章を書いている今も、そのシーンを思い出すとスマホの画面がなぜか滲むので、鮮明にするために目を擦り、鼻水をすすっている。

さて、来年からJ2。酸いも甘いも知りすぎているトリニータとぼくたちサポーターはディビジョンを落としたところで離れない。最高で最愛の大分トリニータ 。

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