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#2 わたしのカメラ(OM-1とは)

(年がバレるので言いたくないけれど)フィルム時代から写真を撮ってきて、数々のカメラと浮き名を流したものだが、今使っているのは「OMデジタルソリューションズ」の「OM SYSTEM」の「OM-1」というカメラ。

OMデジタルソリューションズは、数年前にオリンパスが映像部門を譲渡した先が設立した会社の名前。OM SYSTEMはブランド名、OM-1はカメラの名前。つまり「Canon EOS なんたらかんたら」とか「SONY α なんちゃらかんちゃら」と同じ。なのに、一番目立つところに「OLYMPUS」のロゴ。

ややこしい…

「ちょっとそこのあんた、カメラ何使ってんの?」と聞かれたとき、めんどくせぇ~と思いながら、ぶっきら棒に「オリンパス」とだけ答えた回数は両手の指だけでは足りず、両足の指の数も足したぐらいはある。めんどくせぇと思う要因は2つ。

  1. 新会社に移行した後に発売されたカメラなのに、デカデカと「OLYMPUS」のロゴがある(オリンパスだけどオリンパスではない)。

  2. オリンパスが1970年代に製造していたフィルムカメラ「OM-1」の名称を復活させた(ドッペルゲンガーかデジャビュ現象に悩まされる=後述)。

移行前から継続販売しているカメラのブランド名は「OLYMPUS」のまま。諸事情があっての部門譲渡なので、これは仕方がない。ただ、オリンパスという会社名は、カメラに詳しくない人でも「カメラの会社」と知っているだろう(医療機器なども(が)強いです)。よほど経済情勢に詳しい人以外にはOMデジタルソリューションズの知名度は低いと思われ、そのブランド名であるOM SYSTEMも然りなのである(個人の感想です。効果には個人差があります)。

OM-1という名称の復活は、カメラに詳しいナイスミドル(死語)やナイスミディ(死語)たちが口角泡を飛ばす口プロレス(死語)の世界において、OM -1の前に「フィルムカメラの」か「デジタルカメラの」という枕詞とともに呼ぶことが必須になってしまった(そもそも少数派のもやし系なので、CanonやSONY、Nikonといったムキムキレスラー達と同じリングで格闘できないのだが…)。

また、趣味が高じてフィルムで写真を撮るようになった若者たちにも『「フィルムカメラの」OM-1』は選択肢として人気があるようだ。

ということは、老若男女(発音できません)問わず、もしこの枕詞を忘れてOM-1だけで会話を続けようものなら、思い違いや勘違い、ボタンの掛け違いといった、アンジャッシュのすれ違いコントを実体験することになるのである。

ちなみにこの後発売されたカメラは「OM SYSTEM」がバァーーーン!と前面に刻印され、OM-5というオリンパス時代には存在しなかったネーミングで登場した(昔はOM-1、2、3、4があった)。現時点でのOM SYSTEMの知名度は知らんけど(個人の感想です。効果には個人差があります)。

そんなこんなでこのカメラを愛用しているのだが、SONYのフルサイズミラーレス機から乗り換えた理由は next time !

あ、「ドッペルゲンガーかデジャビュ現象に悩まされる=後述」が後述されてないけど、忘れましょう。

この写真にこの加工を施す意味があるのかと問われると、無い。

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