はじめましてのごあいさつ。

はじめに。

ひさかたぶりに「書く」ということをしたくなりました。しかし何を書こうかとしばらく悩み、日の目を見ないかもしれない文章を少し作った後に首をかしげ、このベタな #自己紹介  という内容をまずはやってみよう、と今キーボードを打っています。

私はなにものでもありません。とはいえ、一般的と言うにも外れた、明日30歳を向える人間です。

そんな私がなにか書くことが出来るのかと考えたとき、私は私について少しばかり何か書けるのではないかと思いました。

ここでは17歳ごろからの話をしてみようかと思います。なぜなら、そのころから私の人生を占める物ができたからです。おおざっぱに言うと精神疾患を発症したのです。人生などもとよりコントロールの利かぬものかとは思いますが、私のそれは病気に大きく浸食されました。

何もない自分に絶望し、意味もなく怖くなったり、不安になったり、なんだか元気になって活動的なったり、かと思えば死にたくなったり。そんなことを繰り返して生きてきました。入院したこともありました。元気に海外に行ったり、本気で死ぬことを考えて帰国したりもしました。

その間、私はいろんな人に生かされてきました。そうやって元気を取り戻しては失って、もう13年になるようです。あっという間でとても長い時間でした。今回は、その間大きな割合を占めてきた、学校と働くことについて、お話ししてみようと思います。

学校のこと。

私の学歴は高校卒業、専門学校中退です。高校はなんとか卒業させてもらいました。私は自分が卒業基準を満たす学生ではなかったと思っています。ただそれまでの私はわりと良い生徒であったことと、学年の先生方の尽力で卒業できたのだと思っています。ちなみに卒業旅行は行くことが出来ませんでした。行きたくて行きたくてとても頑張ったのですが、看護師同伴でないと行かせないと言われては、諦めざるをえませんでした。めっちゃ泣きました。

専門学校は調理関係、1年で中退しました。しかし実際に通えたのは3カ月程度、高い学費を払わせてしまったこと、母には今でも申し訳なく思います。(うちは片親なので母と書きました。)一番苦しかったのは、薬の副作用でふらつく私は実技実習で見学が多くなってしまったこと。それから何かに所属している、という漠然とした恐怖でした。

私には学歴コンプレックスがあります。中高一貫進学校に通っていて病気を発症するまでは比較的良い成績を収めていて、私は大学で学を深めるのだと信じていたからだと思います。また、その良い成績にプライドがあったのだと思います。それを失い、お情け卒業(だと思っている)をした私は、酷く自分が劣った人間だと思うようになりました。学校に行っているひと、とりわけ同時に働いている人は、例えそれが自分のお小遣い稼ぎであっても、とてもすごい人だと今も思っています。

働くということ。

私は労働をするということにも向いていません。学生をやめてから半分くらいはおそらく働いていないし、仕事はアルバイトの経験しかありません。あ、労働意欲は溢れんばかりにあります。フルタイムで仕事を出来る時期もありましたが、現在は医者に止められ、ほぼ無職状態です。ときどきは働いています。

私はこれまで短期の仕事を除いたら、三か所で仕事をしました。同じ飲食店に2回(間に6年くらいあります)合計2年くらい、歯科医院の受付1年4カ月、同じホテルを2回で1年くらい、初めはハウスキーピング、のちに受付とカフェ業務などホテルの仕事全般をしました。

誰でもそうなのかもしれませんが、合う仕事場において、この場合はホテルの仕事において、私はとてもいい従業員でいることができました。この場合の「合う」とは、業務内容に留まらず、人間関係であったり、社風であったりということを含みます。私にとってホテルは理想の職場といえたかもしれませんが、残念ながらコロナでなくなりました。

逆に進路を決めたときからこの上なくやりたかった仕事である飲食キッチンでの仕事は、私とはとても相性が悪く、自分に「私は駄目な人間である」と烙印を押すのを手伝ってくれました。ぼろくそに怒られたし、自分をいろんな意味で傷つけながら仕事をしました。今でも私は飲食店で働くのが怖いですし、今でも料理が大好きですが、おそらくどこかのキッチンとして雇われることはないのではないかと思います。

そんな人間から出来ること。

長くなってきたのでまとめましょう。

私が自分について書こうと思ったのは、こんな人間の言葉だから、誰かに届くこともあるのではないか、と思ったからです。私のこんな記事なんて、誰の目にも止まらないかもしれません。でも誰かの目に留まるかもしれません。

そうしたとき、こんな人間がいると知った人が、何かを感じてくれるかもしれないと、そう思ったのです。顔を知っている人の、もしくは知らない人の、沢山の言葉に私は生かされてきました。だから、私のちいさな一言が、誰かの何かになれるかもしれない。

本当は自分はそんなたいそうな人間だと思っていないです。でも私の知らないところにも世界はあります。その世界でなにがあるかを私は知らないのです。

これからも、少しずつ、私の話をしていこうと思います。そんな自分語りに、誰かお付き合いくださる方が居れば幸いです。

以上をもちましてはじめましてのごあいさつに代えさせていただきます。

みなさま、今日も終わりの方が近いですが、良い1日をお過ごしください。


#エッセイ #自己紹介 #生き方 #人生 #noteはじめました


この記事が参加している募集

#自己紹介

233,998件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?