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気仙沼市探究学習支援事業とは?

2023年度の探究学習支援事業が始動しています。この事業は、2021年度から計5年間の事業として、3年目に突入しました。

気仙沼市内にある全14校の小学校、全10校の中学校の教職員や児童・生徒を対象として、総合的な学習(探究)の時間を含む探究学習をサポートすることを大きな目的としています。

この記事では、2023年度の気仙沼市探究学習支援事業の概要をお伝えしたいと思います。(主に気仙沼市内の学校関係者の方向け)

探究学習支援事業2023の全体図

気仙沼市探究学習支援事業は、大きく2つの事業の柱があります。1つ目は、学校(課内)のサポートである「授業・FWサポート」と、2つ目は、学校(課外)のサポートである有志の中学生を集めた非公式の部活動「プロジェクト探究部」です。

2023年度の事業を運営する探究学習コーディネーターは4名おり、気仙沼市外出身(Iターン)者が3名、気仙沼市内出身(Uターン)者が1名で構成されています。

気仙沼市探究学習コーディネーター※2023年5月現在

事業の柱①:授業・フィールドワークサポート

事業の柱の1つ目は、課内のサポートとして位置付けられる小中学校の教職員や生徒に向けた授業・フィールドワークのサポートです。

2023年度新たに力を入れていきたいものは、教職員を対象にした研修です。探究学習が必要な時代背景のインプット、問いを引き出すためのグループワークなど、内容については学校側と相談のうえ、決定できればと考えています。

昨年2022年度と本年2023年度の大きな違いは、授業の実施主体は、原則として教職員の皆様に担当いただく点になります。2022年度までは、コーディネーターが、いわゆるT1(主指導者)として依頼に応じて授業やガイダンスの実施を行う機会も多くありましたが、2023年度からは、先生のサポート役であるT2(授業支援者)として総合の授業をサポートできればと考えています。

事業の柱②:プロジェクト探究部

事業の柱の2つ目は、課外のサポートとして位置付けられるプロジェクト探究部の企画・運営です。

プロジェクト探究部とは、探究学習に意欲的に取り組む中学校の生徒が、それぞれの探究テーマを自身で設定し、プロジェクトに係る探究活動を主体的に行い、学びを深めるサークル(非公式の部活動)です。

希望する学校で開催し、2022年度の実施校は7校、2023年度の実施予定校は市内全校にあたる10校です。

今年2023年度の新企画は、7月26日に実施予定のプロジェクト探究ワゴン(合同フィールドワーク)です。市内のプロジェクト探究部に参加する生徒が集まって、バスで移動しながら市内で活躍する大人の話を聞きに行きます。探究のヒントを掴んで夏休みのアクションに活かしてほしいと考えています。

また昨年度に引き続き、12月3日に気仙沼市中学校プロジェクト探究フェスタ(合同フィールドワーク)を実施します。昨年度は、各校から代表者1名を選出し、プロジェクトを発表し、優秀な発表者(校)には、教育長賞として、賞を授与しました。そして今年度は、午前に中学生が参加するプロジェクト探究フェスタ午後に高校生が参加する気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD2023を開催予定です。

↓昨年度の気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD2022の活動レポートはこちら↓

ざっくりではありますが、以上が、2023年度の気仙沼市探究学習支援事業の概要になります。

また、4月から6月にかけて、気仙沼市内の小中学校全校を訪問し、上記の事業説明や今年度のサポート内容の相談などをさせていただければと考えています!

気仙沼市内の小中学校の教職員や生徒の皆様、2023年度もどうぞよろしくお願いします!

(文・探究学習コーディネーター 渡邊 国権)

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