蔵前・浅草編-ひとり大満足食べ歩きのすすめ
こんにちは。こんばんは。美味しいごはん、食べ歩いてますか?
30歳目前のわたくし(元SE)が、人生の夏休みを挟むために仕事を退職し、持て余した時間を一人でふらっと気の向くままに食べ歩いたものをおすすめする記事です。ごゆるりとどうぞ。
■なぜ、一人で食べ歩くのか
2020年1月末、およそ5年強勤めていた会社を退職しました。ちょっとのんびりしてから転職活動すっか~とゴロゴロしていたらすっかり昨今のご時世、ちょっとのんびりゴロゴロの間に昔から夢見ていたイタリア旅行で本場を満喫するぞ計画が呆気なく頓挫。うっ…どうしたものか…とさらにゴロゴロするなか、ふと「あっ、今こそ一人で食べ歩く絶好のチャンスなのでは?」とふとひらめいたのがきっかけです。
元々"一人行動大好き派"だったのですが、如何せん流行りのお店やどこかへのお出かけ自体はわざわざ行くほどでもないかなぁとめんどくさがっていたり、友人に引っ張りだしてもらってついていくことが大半で。それに、ご飯を食べる時に相手がいると、よくもわるくも"相手に合わせた時間の過ごし方"になってしまう自分だったんです、今まで。ほんとはそこそこ食べる方だし、ご飯食べるペースも日によってばらばらだし、おいしいごはんはおしゃべりもそこそこに味わって食べたいなとも思っていました。(決して誰かと一緒にご飯を食べることが嫌いなわけではないです。それはそれでまた別の楽しみ方がありますもんね)
そこで、持て余し気味に手に入れたたっぷりの自由時間を、自分の満足のために使おう、と決めました。イタリアで使うはずだった旅費もまるっと浮いたので、日本経済を(まぁ言うて微々たるもんなんですけども)私なりに回すのも、ありだなぁと。
■わたしの食べ歩きルール
大前提として、自分が満足するために遠慮はしないことにしています。
>事前準備(というほどのものでもない)
・以前からリストアップしていたお店(※主にtwitterのグルメなタイムラインから流れていく情報をどんどんブクマしておいたもの)の名前をGoogle Mapでググる
・そういえば友人からなんかおすすめしてもらったなぁという過去の記憶を一生懸命掘り起こし、お店の名前をGoogle Mapでググる
・インスタで「(地名+)ランチ」「(地名+)カフェ」で検索、溢れんばかりに出てくる写真の中から気になるものを見てお店の名前を確認し、Google Mapでググる
・「駅名 ランチ」、「駅名 カフェ」でググり、キュレーションメディア(まとめサイトって感じですね)の特集を眺め、気になったお店の名前をGoogle Mapでググる
・Google Mapをおもむろに開き、「降り立つ駅名 その時食べたいもの」を入力しておもむろに検索し、リストアップされた中で興味のあるお店をブクマする
・降り立つ駅を決めたら、その日に周るお店と大体のルートをGoogle Map上で決める。営業時間も大体載っているので、そこも考慮する(例:アイドルタイムがあるラーメン、定食から先に攻める行程を組み、比較的営業時間が長いカフェなどは間に挟む、など)。
ここまでが前日にやっておくことです。とか言いつつ、ただ単に用事があってたまたま降り立った先でお腹がすいたらその場でGoogle Mapを駆使することも普通にあります。さながら某ゴローさんですが、いかんせん自分の嗅覚や直感ではなく情報を頼りにしがち。ザ・情報社会。今後研ぎ澄ましていきたい、己の直観力。目指せ真の某ゴロー。
・当日起きたらその日の気分で決行するか決める。なんせ、自分だけの予定なので。気分がノらなかったらいくら前日めちゃくちゃググってようが家でゴロゴロする。めちゃくちゃ寝坊しても食べたいな、と思ったらいそいそと準備して家を出る。
・当日はお腹をすかせた状態か、もしくは腹一分目くらいの状態で現地におりたつ。別に必須ではない。その方がよりおいしくごはんが食べられるという気持ちを大事にしたい。それだけです。
・ある程度決めたルートに従ってお店を目指し、到着して行列が発生していたりお店がお休みだった場合はすぐ切り替えて別のお店を目指す。
・いざお店に着いたら、食べたかったものを食べてもいいし、その時に気になったメニューを頼んでもいい。なんなら全部頼むとかもあり。ちなみに予算は決めません。せっかくなので。
・一人でいく。一人で食べる。一人で歩く。気分が乗ったら数駅分歩いてみる。食べてる分ちょっとでもエネルギーに変換しているつもりでぶらぶら歩く。疲れたら公共交通機関に頼る。
・なるべく2~4か所/日。なるべくはしごする。せっかく行くので。
■今回のお品書き(蔵前・浅草編)
と、いうことで今回は蔵前、浅草へ。うろうろ歩くこと、以下のルートで4か所、食べ歩き決行してきました。(2020年3月時点の内容になります。)
A.ペリカンカフェ
B.ダンデライオン・チョコレートファクトリー
C.MISOJYU
D.フルーツパーラーゴトー
・ペリカンカフェ おいしい食パンに埋もれたい
「パンのペリカン」さん、というめちゃくちゃおいしい食パン屋さんがあります。持ち帰り専門で、食パン・ロールパンを買い求めることができるのです。昭和17年から続く老舗とのこと。浅草近辺ほか、数多のホテルやカフェに卸されるほど人気。
そのすぐそばに生まれたのが直営カフェ、ペリカンカフェさんです。
最初にチラ見した段階でウェイティングリストで3組待ちくらいだったので、素知らぬふりをして通り過ぎ、周辺をぐるっと散策していざ入店。
あわよくばペリカンさんで食パンを入手しようと思いましたが普通に売り切れていました。
炭焼きトーストやフルーツサンド、チーズサンド目当てだったのに、メニューを眺めてると無性に食べたくなって選んだのが「ハムカツサンド ¥750」。こちらです。どーん。
(レシートまでばっちり写っとるがな)
かわいい。この盛り付け、かわいくて超いい。お皿の赤色もポップかつ鮮やかで、森のカフェって感じがする。本日のスープ ¥540〜など、店内に掲示された日替わりメニューを頼むのもまた良きです。もちろん頼みました。
一口頬張ると、ソースのしみ込んだハムカツのジューシーさと、キャベツのさっぱり感。そして軽くトーストされたパンのさくっさく、ふわっ…感。贅沢すぎる。真ん中に添えられたパセリももぐもぐ食べる。合間に優しい味わいのスープを挟んでほっこりして、油っぽさを中和してからまた、さくふわっ…の世界に戻る。浸る。もぐもぐする。最高。
・ダンデライオン・チョコレートファクトリー チョコレートを心行くまで味わう空間
しっかりと塩っ気を感じたので、今度は軽く一息つこう。ということで
はいこちら、どん。
ペリカンカフェさんから程なく、浅草橋駅方面に歩くと辿り着くダンデライオン・チョコレートファクトリーさんでいただいたクラマエホットチョコレート ¥630です。チョコレートドリンクだけで数種類あり、どれを選ぼうかメニューの前でたじろいでしまいました。上から目線も投下。
1階がその名の通りファクトリーになっているので、製菓作業を眺めながらお茶することができます。2階は広々とした座席とワークショップスペースが設けられていて、なぜかPC片手に話し込んでいる学生さんのグループらしき集団がそこかしこで真剣そうに話し合っていたのでそそくさと降りました。そういう時期だったんだろうか。
ホットチョコレートは程よいカカオ本来の苦みが感じられて、付け合わせのクッキーの軽い触感と甘みが際立ちます。ホッとするってこういうことなんだと思う。ギャグみたいなこと言ってますがカカオの香りに包まれて至福のひと時を過ごすと本当にホッとしますんで。
少しホットチョコレートの量が減ってきたら、マシュマロを浮かべて甘みを足すのもよし。ショコラティエさんたちの作業をじっと見据えながらゆっくりとした時間過ごせます。テイクアウトで製菓したチョコレートやブラウニー、ホットチョコレートの素などを買い求めることもできるので、私は友人へのプレゼントを購入するなどしました。
・フルーツパーラーゴトー 何度行っても飽きない珠玉の絶品フルーツ。
ここから蔵前エリアを離れ、ぼちぼち大通りを進んでいきながら浅草方面へ。目指すのはそう、浅草のフルーツスイーツといえば、間違いなくここがあげられるのではないかと信じて疑わないフルーツパーラーゴトーさん。浅草花やしきのそばにあるお店です。
全国各地から集められた季節ごとの旬を贅沢に味わえる老舗フルーツパーラーということで、満を持して訪問しました。運良く一人待ちで滑り込み入店。目移りしてしまうメニューの中から苦渋の決断で吟味して、苺のパフェを頼みます。(季節ごと・入荷内容によってメニューが変わるので正確なお値段は忘れ去りました。価格帯は¥1000~2000ほどです。)
パフェの絵が飾られたかわいらしい内観を眺めながらお宝の到着をしばし待ち、そして。
宝の山を実感している写真です。頂上の景色をご覧。
ふんだんに使われている苺。苺。苺!テンションがあがらないわけがない!
甘みと酸味を贅沢に一度で味わえ、かつクリームやアイスもさっぱりとしているのでどんどん食べ進められてしまう不思議。味わっているつもりなのに気が付けば宝の山を下山。
それでまあ、一つ食べるだけでは飽き足らず。(※美味しすぎて自分が食欲に抗えなかっただけです。)メニューを再度眺めると、なんとまあ柑橘系のいいとこどりした季節限定パフェ(ちゃんとしたメニュー名を失念しました)があるじゃないですか。
頼みますよねえそりゃあねえ。
柑橘が踊ってますね。色とりどりの橙。グラデーション柑橘。こちらの季節限定パフェには、その日使われているフルーツの生産地や特徴が記載されたお品書きをメニューとは別にいただくことができました。およそ10種類の様々な柑橘が丁寧に盛り付けられた豪華なパフェを食べ進めながら、それぞれの違いに驚きつつぺろりと完食です。
会計してくださった店員のおばあさまに「こいつ食べ過ぎでは?」と指摘されないかひやひやしていたので聞いてみたら、「一人で2、3個食べる方もいるから大丈夫よ」とフォローしていただきました。
・MISOJYU 日本に生まれたことを思わず感謝するお味噌汁
甘いものを摂取したら塩っ気が欲しくなりますよね。日も暮れてきましたし、最後の締めはこちら、MISOJYUさん。お店は2階にも座席があるようですが、レジ・商品受け取り口に面した1階のカウンターが運よく空いていたので今回はそちらに着席です。席から内観を写したものがこちら。やはり外国人観光客も多い浅草が故なのか、英語のお品書きもしっかりと用意されていました。
店名の通りおみそ汁が主役の専門店。定番のおみそ汁から斬新なものまでたくさん選択肢があります。健康的な食事をたっぷりといただけるとあって、悩みに悩んだ結果、MISOJYUスペシャルセット ¥1280(ごろごろ野菜と角煮のすんごいとん汁+おにぎり1+煮卵ハーフ+お新香+サイド2品)に、もう一つおにぎりが食べたくて単品で追加しました。別腹の概念とか、ないです。逆に。
例によって上から、どん。
この品数。お味噌汁が主役の、がっつりしっかりとしたお食事がいただけます。伺ったのはまだ肌寒い3月だったということもあり、冷えた身体に沁みわたるお味噌汁のあたたかさ。
大振りの角煮を頬張って、もぐもぐする瞬間の幸せと言ったらもう。小鉢をつまむのも楽しいし、味玉の半熟感も絶妙。そしておにぎりがこれまたお味噌汁に合います。日本に生まれてよかった。食べ終わった後に飲む緑茶で後味もすっきり。全力で日本を感じ、感謝のごちそうさまでしたでフィニッシュです。
ということで、ぜひ思い立ったが決行日!一人食べ歩き、おすすめです!
※わたしよく食べる方なので、同じルートで一日で回りきるとお腹はちきれる人がいらっしゃるかもしれません。くれぐれもご無理はなさらないでください。わたしはついつい食べたいものを頼んでおいしく食べて、いつもよろよろしながら帰路についています。一人だからできる所業。
2020年で100店、いけるかな。いきたいな。今日90店舗目超えたんですよね。…わたしは何と競い合ってるんですかね。
冷静になれ。
体重が絶賛右肩上がりぞ?我、ぐんぐん右肩上がりぞ?
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