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メタバースへの資本投入は危険です
<1,364文字>
先日、内野晴仁さんが「実は、成功しているのはセカンドライフの方だよ」という投稿をされました。
メタバースのうち利用者が少なくても黒字化できるセカンドライフを「人が少ない」「過疎っている」「オワコンだ」などと批判し、セカンドライフを失敗例としてみなし、「セカンドライフを教訓」にして様々な振興のメタバースが出現してきたのだけど、ユーザ獲...
Posted by Haruhito Uchino on Sunday, October 16, 2022
要点、まったく同感です。
実際、内野さんの指摘を補完するかのごとく、バーチャル大阪の残念なニュースも流れています。
厳しいようですが、力点をまったく間違えています。
大規模な組織が大きな資本をかけて巨大な空間をつくるのでは、リアルと何も変わりません。
そして、リアルと同じように、かけた費用の回収と集客の苦労にあえぐことになります。
確かに、理論的には「日本中」「世界中」からお客さんに来てもらえますが、リアルとバーチャルの間には(今のところ)巨大な河が流れています。
その河を超えてもらう工夫や仕掛けのないまま、大規模な空間をつくっても、そりゃぁ、人は来てくれません。
メタバースでモデルにすべきはガウディではない
リアルなガウディ作品は、とても魅力的です。
その建築物は唯一無二であり、たくさんの人をひきつけます。
しかし、大規模な資金を投入して、バーチャル・サグラダ・ファミーリアをつくったとして、リアルほどの来場者を見込めるでしょうか?
わたしは、疑問だと思います。
わざわざアバターなどを使わなくても、本物の画像を見た方が、気楽で楽しいですよね 😊
https://sagradafamilia.org/en/home
![](https://assets.st-note.com/img/1666136594385-QHigwP7N63.png?width=800)
では、誰をモデルにすべきなのでしょう?
わたしは、メタバース活動においてモデルにすべきは、ガウディよりも、郵便配達員のシュヴァルだと思っています。
知る人ぞ知る、孤高の芸術家。
かつては、それこそまったく無名でしたが、澁澤龍彦さんが紹介して、幻想文学ファンの人たちには広く知られた人です。
数年前に、映画にもなりましたね。
まぁ、シュヴァルにはちょっと偏屈なところもあったので、もっと楽しく活動する方がいいとは思いますが 😊
いずれにせよ、個人や少人数のグループが、リアルでは到底つくれないスペースをつくり、遊べるところにバーチャル空間の醍醐味はあります。
マインクラフトの例を出すまでもないでしょう。
メタバースの中には、マインクラフトのように、自分で楽しく空間をつくれるものがあります。
Spatialは、その筆頭です。
![](https://assets.st-note.com/img/1666137562873-DimPWesrAp.png?width=800)
わたしのスタンスは一貫して『メタバースの鍵は個人ユースにあり』です。
だからこそ、メタバースの活用は『誰にでも』『どんな職種にも』当てはめてることができ、実は資本もほとんど必要ありません。
歴史的視点のない大規模資本の投入は、完全にレッドオーシャン(というか、デスバレー)と言っていいでしょう。
もし、「メタバース・ビジネスに参入したいのだけれど、どうしていいかわからない」「わが社のメタバース計画は正しいのだろうか・・・」不安や疑問をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
今なら、まだ間に合いますよ 😊
早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け
みんなで行くには進め方が大切ですね 😊
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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世の中に、笑顔のあふれる人を増やしたい、と思っています。
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