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成功の天秤 5/6:本当に大切なのは「動き」

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この記事は、『成功の天秤 4/6』からの続きです ▼▼▼




『なりたい自分』と釣り合うものは?


『重り』『浮遊力』を使って、『見る自分』『見られる自分』をバランスよく成長させる手順を見ています。

前回は、『他者の価値観』『他者への感謝』を釣り合わせたところから、一旦『なりたい自分』でバランスを崩し、再度『見る自分』に何らかの浮遊力をつける手前まで進みました。

では、『なりたい自分』とは、何を釣り合わせたらいいでしょう?

今回は、あっさりと答えを提示する形になりますが、『なりたい自分』とバランスを取るための浮遊力は『自分への投資』です。

あらためて書くと、当たり前過ぎて拍子抜けかもしれませんが、『なりたい自分』になるためには、知識を得たり、実技的な練習が必要になります。

それが、『自分への投資』なんですね。


『自分への投資』だけでは不十分


ただし、自分への投資だけではうまく機能しないことを、『他者の価値観』『なりたい自分』を一緒に外す形で検証してみましょう。
『見られる自分』側からそれらを取り除くと、下図のようになります。

しかし、他者との関わりがない状態では、『他者への感謝』って生まれにくいですよね。
この形で自分の中に育っているのは、実は『感謝』ではなく『引け目』
その引け目を、自分への投資で隠そうとするわけです。

このシリーズの一番最初にふれた『セミナージプシー』とは、その状態にある人たちと言えます。
自戒もこめて 😅

一見、勤勉そうでも、『他者の価値観』を受け入れたり、『なりたい自分』持っていないので、自分の中だけで思考をグルグルさせて、いつまでたってもどこにも行けません。

そして、もしこのバランスのまま『他者への引け目』を克服できたと思ったら、その時待っているのは『成功』ではなく『崩壊』です。

その様子は、『なりたい自分』だけを肥大させて、『他者の価値観』を受け入れようとしない状態の鏡写しと言えます。

というわけで、『他者の価値観』『他者への感謝』『なりたい自分』『自分への投資』の4つの要素をそろえることが、いかに安定的かを感じていただけたと思います。

仕上げ=飛翔


さて、上の図にはさらに続きがあります。
というか、ここからがいよいよ『成功』イメージのクライマックスです 😊

『なりたい自分』『自分への投資』は浮遊力なので、大きくふくらませることができます。
まさに、夢をふくらませる感じですね。

最初はつつましい夢かもしれませんが、自分への投資をくり返せば、できることは増えていきます。
できることが増えれば、なりたい自分はどんどんリアルになり、それに比例して自然に大きくもなります。

そうすると、『カールじいさんの空飛ぶ家』のように、天秤全体を浮き上がらせる浮遊力を得られるんですね。
それが、『自分の望みがかなう成功』であり・・・

親や先生。
さらに言えば、社会の圧力などによって決められていた人生や思い込みからの、自由な飛翔と言えます。

成功哲学では、その状態を指して『ステージが上がった』と言うわけです。


数多あまたある成功哲学や自己啓発、心理学のほとんどは、以上のような構造を持っています。

ただし、人によって比重をかけるところが違うんですね。
というのも、人は自分の体験をベースに価値を語るからです。


たとえば、ほとんど勉強をしなかった人は、本を読んだりする『自分への投資』を最重要に感じることでしょう。

そして、その投資にしても、『死ぬ気でやれ!』と言う人もいれば、『努力を努力と感じないようにする工夫が大切です』と説く人もいます。

一方、まわりから疎まれうとまれ、ずっと暗い怨念おんねんを抱えていた人は、暖かい優しさにふれて生まれた『感謝』の念を強調するかもしれません。

あるいは、小さな夢を持つことが、自分の人生を歩き出す最初の一歩になった人もいるはずです。


そのどれもが正当であり、優劣があるわけでもありません。
ステージの上がった人が、その秘訣ひけつを伝えようとする時、自分の実体験をベースにするのは当然です。
だからこそ、自分にあった先生やメンターとの出会いが大切なんですね。


ちなみに、わたし自身は『ものごと全体の把握と手順』を重視する傾向を持っています。
だからこそ、こうして『成功哲学の全体像』をまとめ(られ)たわけです 😊


では・・・
具体的には、どういう手順で『飛翔』まで進めばいいのでしょう?


思い浮かんだアイデアがあれば、コメント欄にお書きいただけると、とても嬉しいです。
また、「コメント欄は、みんなに読まれるので恥ずかしい・・・」という方は以下のフォームをお使いください。
感想やご質問も大歓迎です 😊

なお、ここまでは『正解・不正解はありません』と書いてきましたが、手順に関しては、ある種の王道があります。

それは、スティーブン・R・コヴィー博士が『7つの習慣』で提唱している考え方であり、レオナルド・ダ・ヴィンチが確立した『リニア・パースペクティブ(線的遠近法)』にも通じる創作の基本です。

要するに、近代の成功には『この手順で進めましょう』という、絶対的な法則があるんですね。

そのことを解説する最終回は、こちらです ▼▼▼


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  
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世の中に、笑顔あふれる家庭と職場を増やしたい、と思っています。

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