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クラウドワークスから始まる副業の話

いまでこそ収入が何だかんだ毎月それなりの数字になる当方ですが、最初の2年くらいはクラウドワークス専業でした。確かTOPプロクラウドワーカーというのにも選出されたことがあります。

今回はゆるくクラウドワークスで一から月20万円くらいまでもっていったときのことをまとめました。クラウドワークスで収益全然上がらないな、という人でとりあえず6ケタ、くらいの人は参考してみてください。

そもそもライターを目指したわけではない

クラウドワークスに目が留まった当時は、プライベートの諸事情で収入ベースをサクっと上げたいなと思ったタイミングでした。当方は当時はまだ日系企業にいて、一応大手に入る企業なのですが、年間の昇給額が月1,000円しかなくてイラっとしたところです。

当時は不動産投資をやる原資もなかったのとFxは禁止されていたので、何か増やす方法はないかとググっていた時に「クラウドソーシング」というプチ副業的なのが流行っているのを見つけて、即日でクラウドワークスに登録しました。

本名をオープンにする必要がないし、登録自体は無料なので、とりあえず見てみるか、というとても軽い気持ちでした。

特に意識せずにタスク案件を連打

クラウドワークスは「プロジェクト」「タスク」に案件が分かれていますが、その区別を知る前にタスク案件をやり始めました。当時は隙間時間にちょろっとやるくらいの感覚だったので、とりあえず1時間500円くらいを目指そうと思って、少し「書く系」で数百円くらいもらえるタスク案件を連打していきました。

やがて、タスクの中にも1,000円前後もらえるプチライティング案件みたいのがちらほらあることに気づき、これも受け持ちました。2,000字以内でPCを使用すれば、タスク案件のリミットである1時間以内にさばけることを知り、最初の1ヵ月はこうした「少し高めタスク」を積み上げる日々でした。

数週間やるうちに「あ、これライターならやれるんじゃない?」と気づき、とりあえずプロジェクトのライター案件に応募し始めました。

初心者向けの案件を無心に応募

いまだから言いますが、当方がプロフィール欄を工夫して、応募時にちゃんとポートフォリオやコメントを載せるようになったのはだいぶあと、確か月10万円になるころです。当初は何も知らず、プロフィール欄・応募時のコメント欄を共に空欄(!)で出してました。

その代わり「落ちたときに『能力不足』だと思って落ち込む」神経を持ち合わせていなかったので、上から書けそうで、かつ下品ではなく「初心者可」となっている案件を片っ端から応募しました。落選も連絡なしの案件もどうなったかは、わかりません。なぜなら、返答がないものは一切気に留めなかったので。

そうすると、空白のプロフィールとコメントでも(たぶんタスク実績数がプラスに働いたんだと思います)案件をくれる神のような方が現れました。単価は1本2000-3000字500円で、神ではなかったですが、トータル評価でも天使くらいではありました(相手方の性別知らないですが笑)。しかも出すたびに次の案件をくれる「継続案件」でした。

持論としてはこの段階ではFBの少ない案件がよい

初期の案件は、当方はFBがほとんどない案件が中心でした。提出した記事が相手にどう評価されているのかはわかりませんが、とりあえず検収されて収入はたまっていきました。

ここは人それぞれ考え方があるところですが、当方の持論としては初心者のこの段階からガチガチにFBもらう案件は必要ないと思っています。まずは「書いて」「意外と稼げる」成功体験と案件実績を積み上げる方が先です。

身もふたもないこと言うと、FBなしのゆる案件でも5~10万円/月くらいはいきますので、そもそもバイトくらいの規模感で働くなら熱のこもったガチガチFBで「勉強します」スタイルは不要だと個人的には思います。

応募時のコメント欄の工夫が大事なことに気づく

最初の案件がさっき書いた0.3円くらいのやつで、そのあと0.5円~くらいの案件を断続的にヒットさせました。

当方がライター関連の書物を手に取ったのはだいぶ後になっての1回だけで、それ以外は我流を貫いてきています。そのため応募時のコメントが必須であることも後で気づきましたが、この頃ついに「継続案件を受注していて、記事は日々書いてます」的なコメントを載せるようになりました笑。

その折、転職系で単価1円の案件を見つけました。正直保育士の転職記事で、金融畑を歩む当方とは全然関係なかったんですが笑。ふと自身に転職歴が「数回」あることを思い出し、応募時に「転職を数回していて、エージェントもいっぱい使っています!(これは実話)」と書いたら、単価1円くらいの転職ネタの案件がものすごい当たるようになりました。

1円案件で月に10~20本くらい書けるようになり、当時の当方の作業スピードでは回らなくなったので、初めて継続案件を断ったのもこの頃でした。まさに先ほど話題に挙げた天使(?)案件です。

天使ではありましたが、ちょうど月10万円が見えるか手に届くかといったところだったので、さすがに1本500円で受ける余裕はなくなっていたのです。(それでも初めての継続案件だったことと、ナチュラルに物腰柔らかい対応に好感を感じてかなり無理して引っ張って受けてました)

そのころから、自然と自分が「●●なので自信あります!」と主張できるものを選んでいきました。

  • 転職系→転職経験豊富です!

  • 不動産選び→何度も引っ越ししてます!アパート、テラスハウス、メゾネット全て住んだことあり

  • TOIEC→800点以上持ってます!

  • 不動産投資(自体はまだやってなかったけど)→資産運用はいっぱいやってるのでその知識使います!

こんな感じで1円くらいはヒットさせていました。そして1円くらいなら「詳しければ、ライティング経験はなくてもヒットする場合が充分ある」ということを学びました。

そして、1円からさらに足を延ばそうかという時に「あ、過去に書いたやつ張り付けて実績アピールすればいいじゃん」と気づいてライティング実績を貼り始めました。世の中ではこれをポートフォリオというらしいです。

単発案件を単発で終わらせない努力

1円前後の案件をやっていて感じたのは、クライアント側も手探りなこと。そもそも本格的な収益メディアは1円で記事を書かせることは(たぶん、あまり)ありません。対して1円前後で記事を依頼してくるということは、相手もまだテスト段階かもしくは運営をし始めて間もないというケースもあるでしょう。

その場合、継続的に一つのライターに依頼することに慎重になっている、もしくはそもそもそのようなやり方が効率的だと認識していないなどのケースが考えられます。そしてそういった方々は「潜在的には継続依頼するニーズがあるのに単発で仕事を依頼してくる」ことになります。

この層から案件を受注して記事をつつがなく納品出来たとき「他にもお仕事あったら気軽に相談してください」と一言お声がけしたり、少し経った後に一言メッセージを送っておくと、結構な高確率で次の仕事が来ます。実はこれで結果的に数十本以上の継続案件になったこともあります。

終わったあと一言メッセージ送るだけ、返答がない場合は潔くあきらめる、というスタンスで臨みます。これで単発→継続化した案件は多数ありました。

応募時のコメントテンプレートとプロフィールの作成

クラウドワークスで応募時の文章をテンプレートで保存できると知ったのはスタートから半年くらいの時だったと思います。きっかけはなんてことなくて、表示されているボタンクリックしたらでてきたので「あ、テンプレ残せるじゃん!早くいってよ~」という感じでした。

同時に、そのころGoogleドキュメントを使用する案件が増えてきたので、「GoogleドキュメントだったらURLはっつけとけば、いちいちワード添付しなくてよい」→「スマホからでもちゃんと応募が完結できる!」というワザに気づきました。

とりあえず案件が多かった転職専用と、汎用性の高い系で2パターンのテンプレートを作り、Googleドキュメントリンクを案件ジャンルごとにまとめておき保存。そして、それを活用して、外からでもガンガン応募するようになったのです。

実績があるとやっぱり単価レベルも上がっていきまして、初めて1年くらいのところ?かな?若干うろおぼえですが、連打応募が可能なスキームを作ってしばらくしたところで、転職案件で1本1万円の案件をヒットさせました。当時の平均単価よりかなりジャンプしていて、2.5円くらいだったと思います。「あ、クラウドワークスで2円イケるんだ」と思いました。

あ、プロフィールを整えたのもこの頃のどこかなんですが、こっちは効果のほどがよくわかりませんでした。多分、このあと1円~の案件をヒットするのには役立ったと思うのですが・・。

マーケティング100本+αの受注

1円をするっと超えてからは、応募していくうちに1円越えの案件が自然に当たるように。大体月収20万円くらいは見えてくるようになったかどうかというところで、クラウドワークスの手数料がつらくなってきます。

表面20万円ですと、手数料は20%で4万円。高いですが「割高」とは思っていませんでした。なぜなら個人営業するのはもっと大変だと思っていたから。それでも「やっぱ重いな~」という思いも湧き上がってきたのがこの頃です。

そしてそれを痛感したのが、表題のマーケティング系100+α案件。単価は確か2円弱で月20本×半年以上の超大型案件で、これだけで月10万円以上の実入りがありました。ですが「手取り」は当然8万円くらいになってしまいます。「一案件で●万円も手数料取られるのはイタいな」というのが正直な感覚でした。

ただこの案件は非常に後々のキャリアにつながっています。本業・副業とも全く専門外のジャンルだったのですが、これを受けた後はマーケティングやBtoB系の案件に手を広げられるようになりました。ただ、ある日突然支払いが止まり、それは仮払いから回収できたのですが、急にぷつっと案件が終わってしまいました・・。

なくなって改めて、大型継続案件の大切さに気付き、以後は継続案件の受注と、継続案件は積極的に受注本数を増やす、というのを大事にしています。

  • 継続案件は多少単価が低くても受ける(感覚▲30%以内)

  • できるだけ早く出す(&修正が出ないように気を付ける)

  • 出したらすぐ次の案件がないか打診する

継続案件は本当に大事にした方がよい。これは今でも変わりません。

これで大体20万円/月に達したころまでのお話は以上になります。機会があれば20万円~そして個人開拓時代の話も書くかもしれませんが、クラウドワークスとしてのTipsはこの頃までの方が多くあった気がします。


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